日本僑報(bào)社 2017年10月15日(日) 13時(shí)0分
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思いがけず日本語を?qū)Wぶことになった安陽師範(fàn)學(xué)院の馮倩倩さんは、始めは日本や日本語に良い印象はなかったものの、ある日本人教師との出會(huì)いによって考え方に変化が生まれたようだ。資料寫真。
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中國では入試の點(diǎn)數(shù)によって學(xué)部が振り分けられることもあり、必ずしも希望の學(xué)部に入れるわけではない。思いがけず日本語を?qū)Wぶことになった安陽師範(fàn)學(xué)院の馮倩倩さんは、始めは日本や日本語に良い印象はなかったものの、ある日本人教師との出會(huì)いによって考え方に変化が生まれたようだ。以下は馮さんの作文。
【その他の寫真】
私は外國語を習(xí)うのが苦手だったから、大學(xué)に入ったばかりの時(shí)、日本語が好きではなかった。日本語を?qū)煿イ趣筏泼銖?qiáng)しなければならないことはぜんぜん想像できなかった。心が苦しかった。私は家族の支援ももらえなかったし、高校時(shí)代の友達(dá)にも笑われるし、夜もよく眠れなかった。さんざん悩んだあげく、専攻を変更することにした。しかし、外國語學(xué)部の擔(dān)任の先生は「まず勉強(qiáng)してみてそのあと、まだ好きではなかったら、専攻を変更したほうがいい」と勧めてくださった。私は先生の意見を受けて、しばらく勉強(qiáng)してから考えることにした。
正直に言えば、私は以前、日本人が好きではなかった。日本人は怖いとも思っていた。しかし、授業(yè)で日本人の高松先生に出會(huì)った。見た目から言えば、先生は中國人と區(qū)別できないので、私はちょっと安心した。それから、先生と付き合っているうちに、だんだん先生のことを心から受け入れた。先生はいつも笑顔で親切に授業(yè)してくださって、皆にいい先生だと言われた。その時(shí)になって、私は日本人と日本語をよく見直して、好きになったと言っても過言ではない。
先生と付き合っているうちに日本のことが一層分かってきた。例えば、日本人は遅刻することは少なく、時(shí)間を守り、早めに約束の場所に到著したり、非常に曖昧で、YESかNOかをはっきり言わなかったりすることに気が付いた。それだけでなく、授業(yè)においても、先生は日本語そのもののほかに、日本の風(fēng)習(xí)も教えてくださった。皆の耳を楽しませ、私たちもいろいろ分かってきた。
それに、日本はそんなに嫌な國ではなく、おもしろい國だと思い始めた。同時(shí)に日本語に対する興味が深まってきて、専攻を変更したいという気持ちも下火になってきた。そして日本語を?qū)煿イ趣筏泼銖?qiáng)していこうと決心した。高松先生のことがだんだん好きになるとともに、先生の仕事に対する真面目な態(tài)度に感動(dòng)させられた。例えば、先生は病気でも、授業(yè)は欠席しないで、丁寧で真剣に教えてくださる。それに先生は先輩の會(huì)話力を高めるために、毎日夜12時(shí)まで攜帯電話で會(huì)話練習(xí)をしているそうだ。そういうことを聞いて、私たちは本當(dāng)に感心した。
今の私はよく日本の映畫を見たり、日本についての本を読んだり、日本についての記事に気を配ったりして、積極的に日本語を習(xí)うようになってきた。それから、家族や友達(dá)と出會(huì)ったとき、日本語を勉強(qiáng)しているうちに、自分の目で見た日本人はどんな人かと彼らに説明するようにしている。私の努力を通して、家族も友達(dá)も日本語と日本人がそんなに嫌いではなくなってきた。それだけでなく、私自身も日常生活において細(xì)かいところに気を配るようになってきて、どんなことをしても完璧にしたいと思うようになった。
今學(xué)期、學(xué)校には日本人の先生がいないが、高松先生は忘れがたい。先生がいなかったら、日本語が好きにならなかったかもしれない。先生のおかげで、私の日本に対する見方は変わってきて、見聞も広められるようになってきた。もし、いつの日か、先生にもう一度會(huì)えるなら、私はぜひ心からお禮を申し上げようと思っている。これから、私は引き続き、一生懸命日本語と日本文化を勉強(qiáng)していくつもりだ。もしできれば、もっと多くの中國人に今の日本のことを説明してあげたいと思う。(編集/北田)
※本文は、第十二回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「訪日中國人『爆買い』以外にできること」(段躍中編、日本僑報(bào)社、2016年)より、馮倩倩さん(安陽師範(fàn)學(xué)院)の作品「先生のおかげで、私が変わった」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報(bào)社の許可を得て掲載しています。
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