2017年10月16日、韓國中部、忠清南道（チュンチョンナムド）扶余（プヨ）郡にある村の住民らが遺體の埋葬のため墓に向かう霊きゅう車の進(jìn)行を妨害、さらに高額な「通行料」を要求したとされる事件に、韓國內(nèi)が騒然としている。韓國?聯(lián)合ニュースなどが伝えた。

扶余警察署によると、今年8月8日の午前7時(shí)、同郡にある村で住民4人が1トントラックで霊きゅう車の行く手を阻み、「村周辺に墓を建てるには500萬ウォン（約50萬円）を支払わなければならない」と要求した。遺族はかねてから墓地用に購入しておいた山に母親を埋葬するため、遺體を霊きゅう車で運(yùn)んでいたところだった。

「通行料」は不當(dāng)な要求と思いながらも、遺族は暑い中で遺體が傷むことを懸念し、仕方なく350萬ウォン（約35萬円）を渡してようやく墓に行くことができたという。遺族は「住民らのせいで葬儀の手続きが2時(shí)間ほど遅れた」として大統(tǒng)領(lǐng)府に陳情書を提出、最終的に扶余警察署が事件として捜査に乗り出すことになった。

警察は現(xiàn)在、遺族と住民4人を呼んで事実関係を把握中で、村の住民らは「遺族からもらったお金は村の発展基金の名目であり、これまでも村に墓を建てる遺族はお金を払ってきた」とし、「もめたのは2時(shí)間ではなく30分ほどだった」と話しているという。しかし警察は、霊きゅう車の進(jìn)行を妨害し金を受け取った行為が葬儀などの妨害、恐喝に當(dāng)たるとみて、妨害罪および恐喝罪の適用を検討しているとのこと。

同事件の第1報(bào)には2萬件を超える數(shù)のコメントが寄せられるなど、ネットユーザーの関心もかなり高い?！感扭袱椁欷胜?。これが今の韓國で起こったことなの？」「こんな山賊みたいな話が21世紀(jì)にある？」と事件自體に驚く聲をはじめ、「悲しむ遺族を相手に強(qiáng)盜みたいなまねをするなんて。天罰を受けろ」「村の住民全員を刑事処罰して追徴金を徴収して」「刑務(wù)所行きになったら自らの罪に気付くだろう」など非難の聲が目立つ。

また、第1報(bào)を伝えた世界日?qǐng)?bào)は続いて、霊きゅう車の行く手をふさぎ通行料をせしめるこうした行為が実は韓國の至る所で行われていると驚きの実態(tài)を伝えている。記事で紹介された一般市民の聲は、「「私も（墓の利用をめぐって）ある時(shí)は250萬ウォン（約25萬円）、またある時(shí)は400萬ウォン（約40萬円）を払ったことがある」「うちの母親の葬儀の時(shí)もそうだった。その土地に住んでいないという理由でお金を要求された」「村に問い合わせたら、村の発展基金と言われた。そんな法律があるの？」といったもので、問題の深刻さがうかがえた。（翻訳?編集/松村）