2017年10月20日、緊迫化する朝鮮半島情勢が喫緊の課題なのに、日本は2泊3日で韓國は1泊2日。米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)のアジア訪問をめぐり、韓國紙が日程の「日韓格差」を取り上げ、問題視している。これに対し、韓國政府は「滯在時間自體は日本とほぼ一緒」などと釈明に追われている。

米ホワイトハウスによると、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は最初の訪問國となる日本には11月5日から滯在。7日に韓國入りし、8日に中國へ移動する。10日にはベトナム中部ダナンを訪れ、アジア太平洋経済協(xié)力會議（APEC）首脳會議に出席。12日に最後の訪問國フィリピンに向かい、東南アジア諸國連合（ASEAN）創(chuàng)設(shè)50周年の記念行事などに參加する。

今回の韓國訪問について、中央日報は「短すぎる1泊2日は理解しがたい」との社説を掲載。「今回の歴訪は北東アジア諸國との関係強化が目的だが、さらに重要なことは北核問題の解決に向けて関連國と意見を交わすことだ。それでも北核脅威が最も深刻な紛爭當(dāng)事國である韓國を足早に通り過ぎる日程はどこを見ても腑（ふ）に落ちない」とかみついた。

この中では日本の2泊3日との比較で「滯在期間の長さも絶対に無視することはできない。ぎこちない関係では、長く一緒に過ごすほどさらに仲良くなるものだ」と言及。「そうでなくても安倍晉三首相に比べて文在寅大統(tǒng)領(lǐng)とトランプの関係がぎくしゃくしている時に、訪韓日程が1泊2日に決まってしまうことは困惑この上ない。韓國への米國の配慮と関心がそれほどしかならないという印象を北朝鮮と國際社會に與えかねないためだ」などと論じている。

朝鮮日報も社説で「金正恩に期待を持たせるな」と指摘?！肝拇蠼y(tǒng)領(lǐng)とトランプ大統(tǒng)領(lǐng)との現(xiàn)在の関係を考えると、今や完全に一體化した感のある日米関係に比べてどこかぎこちないのは事実だ」としながらも、「外交関係において儀典と日程は単なる形だけの問題ではなく、その國家間の関係を一目でうかがい知ることができる一つのバロメーターだ」として、訪韓日程に不満を募らせている。

各紙の突き上げに対し、青瓦臺（韓國大統(tǒng)領(lǐng)府）関係者は「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の実際の滯在時間は韓國も日本もあまり変わらない」と説明。日本滯在の初日が日曜日となるため、「業(yè)務(wù)日數(shù)としては韓日両國での滯在日數(shù)は2日と全く同じになる」と反論している。

さらに、米國首脳としては25年ぶりの國賓訪問で、「時間」より「內(nèi)容と格式」を重んじていることを強調(diào)。「韓中日のうち國會での演説は韓國だけ」などともして、「韓國軽視」の火消しに躍起になっている。（編集/日向）