臺(tái)灣メディアの中央通訊社によると、中華民國(guó)（臺(tái)灣）総統(tǒng)府の黃重諺（ホアン?ジョンイエン）報(bào)道官は20日夜、蔡英文（ツァイ?インウエン）総統(tǒng)が28日から11月4日にかけてマーシャル諸島、ツバル、ソロモン諸島の太平洋地域3カ國(guó)を歴訪(fǎng)すると発表した。往復(fù)の際にはハワイとグアムを経由することで米國(guó)の同意を得た。

中央通訊社によると、蔡総統(tǒng)は28日に臺(tái)灣を出発し、ハワイに現(xiàn)地時(shí)間27日に到著。さらにマーシャル諸島には30日に到著する。黃報(bào)道官は「ハワイでトランジット」と表現(xiàn)したが、かなり長(zhǎng)時(shí)間にわたって滯在することになる。

蔡総統(tǒng)が歴訪(fǎng)2カ國(guó)目のツバルに到著するのは11月1日で、同日夜にはソロモン諸島に到著。その後、現(xiàn)地時(shí)間11月3日にグアムを「トランジット」して4日に臺(tái)灣に戻る。

黃報(bào)道官は同歴訪(fǎng)でのハワイとグアムの経由について「（蔡総統(tǒng)の外遊における）快適、安全、利便、尊厳という原則に基づき、（米國(guó)が）同意した」と説明した。

1949年に中華人民共和國(guó)が成立して以來(lái)、中國(guó)大陸（中華人民共和國(guó)）と臺(tái)灣（中華民國(guó)）は、政界各國(guó)との國(guó)交の樹(shù)立と維持で激しく爭(zhēng)ったが、臺(tái)灣で2008年に就任した馬英九総統(tǒng)は中國(guó)との関係改善のため、國(guó)交獲得競(jìng)爭(zhēng)の停止を決めた。中國(guó)も馬政権の動(dòng)きに呼応し、外交攻勢(shì)を控えた。

しかし、2016年に臺(tái)灣で民進(jìn)黨?蔡英文政権が発足すると、中國(guó)は再び外交攻勢(shì)を強(qiáng)めた。2016年12月には西アフリカのサントメ?プリンシペが、17年9月には中央アメリカのパナマが臺(tái)灣と斷交し、中國(guó)と國(guó)交を結(jié)んだ。そのため、臺(tái)灣と外交関係を維持するのは今回の歴訪(fǎng)先3カ國(guó)を含む、全世界20カ國(guó)に減少した。（翻訳?編集/如月隼人）