2017年10月24日、中國(guó)の科學(xué)情報(bào)サイト?科學(xué)網(wǎng)が、安倍政権の継続で科學(xué)者から日本の科學(xué)力が衰退するとの懸念の聲が出ていると伝えた。

記事によると、日本の科學(xué)者たちから今回の衆(zhòng)議院選挙の結(jié)果により、日本で悪化し続けている科學(xué)技術(shù)の研究環(huán)境が、さらに長(zhǎng)期にわたって継続するのではないかとの懸念の聲が出ているという?？茖W(xué)者たちは、予算の削減や基礎(chǔ)研究分野の軽視により、他の科學(xué)強(qiáng)國(guó)や中國(guó)などの新興科學(xué)強(qiáng)國(guó)に対して競(jìng)爭(zhēng)力を失ってしまうのではないかと心配している。

9月25日から始まった選挙戦では、科學(xué)に関する話題はほとんど上ることはなかった。論點(diǎn)の多くが憲法改正や増稅に関するものだったからだ。しかし、安倍首相は、京都で行われた國(guó)際科學(xué)技術(shù)會(huì)議で、技術(shù)革新を後押しするため規(guī)制緩和を進(jìn)める方針を示し、「日本をイノベーションの揺り籠にする」と述べていた。

ところが、自公連立政権は2012年に政権を擔(dān)って以來、科學(xué)と科學(xué)技術(shù)予算を5％前後縮小。しかも過去10年間を見ると大學(xué)の予算が毎年1％ほど減少している。この點(diǎn)について、豊橋技術(shù)科學(xué)大學(xué)の大西隆學(xué)長(zhǎng)は、「これが日本の科學(xué)技術(shù)力と大學(xué)の世界ランキングで順位を落としている原因だ」と分析した。

日本政府は、世界トップレベルの研究拠點(diǎn)となる大學(xué)を形成しようと、集中的な支援や優(yōu)れた研究者や學(xué)生が集まるための努力をしている。この點(diǎn)について政策研究大學(xué)院大學(xué)の科學(xué)政策専門家である角南篤氏は、この目標(biāo)に賛同しつつも、成功するために政府は予算を増やす必要があると指摘したという。また、同じく政策研究大學(xué)院大學(xué)の永野博氏も、世界一流の大學(xué)にするにはお金だけでは足りず、研究と指導(dǎo)の重點(diǎn)を決定する自主権が必要で、今の政策はそれとは逆の方向に向かっていると語(yǔ)ったという。（翻訳?編集/山中）