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5年の歴史的変革を経て、中國は新たな発展の時代に突入した。今後5年、中國経済はどうなるのだろう?専門家がそれぞれ予測を語った。
5年の歴史的変革を経て、中國は新たな発展の時代に突入した。今後5年、中國経済はどうなるのだろう?専門家がそれぞれ予測を語った。中國新聞社が伝えた。
――経済システムのさらなる現(xiàn)代化が必要
2013-16年、中國の國民総生産(GDP)は年間平均7.2%のペースで成長し、世界の主要エコノミーの水準を上回った。
中國経済は大きいだけでなく、強くもなければならない?,F(xiàn)在、中國は発展スタイルの移行期に入っており、経済構造の最適化、成長の原動力の転換などの難関を突破しなければならない時期に來ている。また、現(xiàn)代化された経済システムの構築は、それを突破するために絶対必要で、今後も引き続き経済成長を続けるためにも必須要素となる。
中國國際経済交流センターの副チーフ?エコノミックエンジニアの徐洪才氏は、取材に対して、「三大産業(yè)は発展スタイルを転換し、ランクアップさせなければならない。また、體制のメカニズム改革は、ミクロ主體の活気を刺激し、企業(yè)がイノベーションの原動力や競爭力を向上できるよう導かなければならない。市場は効率を向上させ、透明で、効果的で、公平で、オープンな市場システムを構築させなければならない。マクロエコノミーのコントロールは、強すぎず、弱すぎず、適度にしなければならない。この2點が今後、中國が現(xiàn)代化経済システムを構築するだろう」と予想した。
――地域発展の協(xié)調強化
今後5年、中國の発展は決して容易な道ではない。20年までに、中國は小康社會(ややゆとりのある社會)の全面的な完成を目指し、その過程で、全ての地域が脫落しないようにしなければならない。
地域の発展の不均衡で、調和がとれていない現(xiàn)狀改善のために、中國は近年、東部、中部、西部の連攜を推進して、新型都市化建設を強化している。今後、経済発展の重點は中西部へと移行され、都市と農村の発展の差の縮小を目指す。
交通銀行の首席経済學者?連平氏は、地域経済の協(xié)同発展の過程には新たな商機があると見ており、「中國は今後、長江デルタ、珠江デルタ、北京?天津?河北省の三大核心都市群を基礎に、地域経済の協(xié)同発展促進を目指す。その他、河北省にハイスタートポイントでハイレベルの基準を採用した雄安新區(qū)を建設し、それをモデルケースにして全國で経験を活かしたい考えだ。中國は今後、新しいローカル経済発展群がどんどん出現(xiàn)するだろう」と予測した。
――金融業(yè)界が従來あるべき姿へ
ここ數(shù)年、中國の金融業(yè)は急速に発展し、16年、同業(yè)界の成長値が國民総生産(GDP)に占める割合は、他の発展途上國を上回った。ただ、金融システムは、実體経済の投資、生産、流通から離脫し、バーチャルエコノミーへの投資を進めたり、主要産業(yè)から離れたりなどの現(xiàn)象も見られ、リスクを産んでいる。
それらの一部の課題を改善するためには、金融監(jiān)督管理當局が管理や罰則を強化し、政府も健全でハイレベルな金融監(jiān)督管理システム構築に力を入れなければならない。これらを背景に、中國の金融は、以下の2點に力を入れると予測される。
まず、サービスの実體。中國人民大學重陽金融研究院のシニア研究員?董?!瘢ā瘢剿?つ)氏は、今後、中國の金融機構は一層総合化し、網羅的なワンストップサービスを提供して、実體経済や金融消費者のニーズに応えるだろうと予測する。
次に、運営の安定化。金融業(yè)界の監(jiān)督管理が厳密に実施される段階に入るにつれ、金融の安定や安全性が重視されるようになり、金融業(yè)は一層規(guī)範化され、市場の運営も安定するようになると予測されている。
――イノベーションが一層加速
國力の競爭は実際にはイノベーション能力の競爭と言える。この競爭において一度は出遅れた中國は現(xiàn)在、実力を発揮して他の國を追走し、追い抜くようになっている。
高速鉄道、國産大型旅客機C919、スーパーコンピューター「天河1號」などは、政策のサポートや増加を続ける研究開発費などの恩恵を受けている。近年、中國はハイエンド器材製造業(yè)、情報技術業(yè)界、基礎的材料科學などの分野のイノベーション能力を強化し続けている。
今後5年、イノベーションが中國経済の成長を導く切り札となるだろう。連氏は、「中國はイノベーション型國家建設を強化し、テクノロジーの體制改革を深化させ、企業(yè)が主體で、市場重視の産學研が深く融合した技術イノベーションシステムを構築するだろう。同時に、國際レベルのテクノロジー人材やイノベーションチームを數(shù)多く育成するだろう」と予想している。
――國際的地位が継続的に向上
開放は、中國経済が長期にわたって安定して成長するためのカギだ。ここ5年、その扉はどんどん開かれ、中國の発展だけでなく、世界の発展さえも促進するようになっている。
13-16年、中國の世界経済に対する寄與率は米國やユーロ圏、日本の総和を超えた。「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブや人民元の國際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)入りなどにより、中國は世界の貿易?金融體系の成長の源、安定のイカリのような存在となっている。
「これは絶対に変えることができない流れ」とする徐氏は、「今後もかなり長い期間、中國は世界経済を牽引するだろう。國際的地位や影響力が向上するにつれ、中國は他の発展途上國に自身の経験を提供できるだけでなく、世界のガバナンス體系や規(guī)則制定においてもさらに大きな役割を果たすだろう」と強調している。(提供/人民網日本語版?編集KN)
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