2017年10月31日、韓國の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は「脫原発」を進(jìn)める主要理由の一つとして地震による原発事故の危険性を挙げているが、韓國各地に設(shè)置された地震計の多くがまともに機(jī)能していない実態(tài)を韓國?チャンネルAがこのほど報じた。

韓國南東部の慶尚北道（キョンサンブクド）慶州（キョンジュ）地域では昨年9月、同國の観測史上最大規(guī)模となるマグニチュード5．8の地震が発生し人々を驚かせた。

韓國行政安全部はこれまで、國內(nèi)の主要施設(shè)が地震にどの程度耐えられるか確認(rèn)し追加対策を準(zhǔn)備するためとして、全國各地に地震計を設(shè)置してきた。しかし過去2年半で1日も欠けることなくデータを送信し続けた地震計は、587臺のうち16臺にすぎなかったという。首都ソウル、漢江（ハンガン）に架かるオリンピック大橋にも地震計が設(shè)置されているが、サーバーの交換作業(yè)から少なくとも今年の4カ月間は作動していないことが分かっている。

また今年1?7月の7カ月間でみると、正常にデータを送信してきた地震計は587臺中164臺、全體の28％にとどまっているという。ソウル駅に設(shè)置された地震計も、通信の問題から今月10日から現(xiàn)在までデータの伝送が行われていないという。

さらに報道によると、収集されたデータさえも地震専門家らに共有されていないという指摘も出ており、行政安全部は現(xiàn)在「データの共有計畫を立てている」と明らかにしたところだ。

韓國のネットユーザーからは「地震計がずさんな狀態(tài)なのに地震の心配？」「『朝鮮王朝実録』には高麗?新羅時代でさえも地震記録が1日も欠けることなく記録されている。なんで數(shù)百年前の昔よりできてないの？」「科學(xué)が恐怖に勝つのではない。利権が科學(xué)に勝つ」など國の対応に非難が集中している。

その他にも、韓國全體について「韓國の特徴：マニュアル通りに行わず、上から學(xué)んだやり方だけに従う。その點米國は、韓國のように機(jī)嫌をうかがわずにマニュアル通りに行うからしっかりしている」「すべてが形式的で、機(jī)上の空論」 などの指摘も寄せられ、中には「雨が降ったら『雨みたいだね』、地震が起こったら『地震みたいだね』程度に暮らすのが長壽の近道。行政を非難しないようにしよう」と諦めムードの意見もみられた。（翻訳?編集/松村）