2017年10月31日、中國(guó)メディアの新華網(wǎng)は、「オスプレイの事故率の高さが、安全性を強(qiáng)調(diào)していた日本政府にビンタを見舞った」とする記事を掲載した。

記事はまず、日本政府が5年前、米海兵隊(duì)の垂直離著陸輸送機(jī)MV22オスプレイの事故率が米海兵隊(duì)が持つ航空機(jī)全體の平均よりも低いことを理由に、沖縄県民の懸念と反対を顧みず、米軍普天間飛行場(chǎng)への配備を認(rèn)めたと指摘。その上で、最新のデータから、オスプレイの事故率が平均を上回るだけでなく、配備前に日本政府が公表した事故率の約1．5倍に増えていることが明らかになったとし、安全性を強(qiáng)調(diào)してきた日本政府に「ビンタを見舞った」と伝えた。

記事が日本メディアの報(bào)道として伝えたところによると、米海兵隊(duì)は、被害総額が200萬(wàn)ドル（約2億2700萬(wàn)円）以上や死者が出るような飛行事故を「クラスA」の重大事故とし、10萬(wàn)飛行時(shí)間ごとの発生率を機(jī)體の安全性を示す指標(biāo)として使用しているという。米海兵隊(duì)によると、オスプレイが試験開発を終えた2003年10月から今年8月末の総飛行時(shí)間は30萬(wàn)3207時(shí)間で、「クラスA」の重大事故は9件。10萬(wàn)飛行時(shí)間當(dāng)たりの事故率は2．97になり、日本政府が12年10月の普天間飛行場(chǎng)配備前に公表した事故率1．93（同年4月時(shí)點(diǎn)）の約1．5倍に上ったという。

続けて記事は、菅義偉官房長(zhǎng)官が30日の會(huì)見で、オスプレイの事故率が海兵隊(duì)全體の事故率を上回っているとの報(bào)道について問(wèn)われ「弁解した」と伝えた。菅官房長(zhǎng)官は「整備ミス、捜索ミスなどから機(jī)體以外の要因で発生する事故もある。事故率のみをもって機(jī)體の安全性を評(píng)価することは適當(dāng)ではなく、あくまで目安の一つだろう」とし、米軍に運(yùn)用面で安全面に最大限配慮するよう求めたいと強(qiáng)調(diào)したという。

さらに記事は、日本メディアが、米國(guó)防総省國(guó)防分析研究所の元分析官でオスプレイの飛行能力の検証を擔(dān)當(dāng)したレックス?リボロ博士の話を伝えたことを紹介。同博士によると、オスプレイは機(jī)體構(gòu)造が複雑で、小さな操縦ミスも許さない設(shè)計(jì)になっている。オスプレイが海兵隊(duì)內(nèi)で普及するに従い、比較的経験の少ない操縦士も操縦するようになってきており、人為的なミスが起こりやすい狀況を作り出していると考えられるという。

記事は最後に、オスプレイは在日米軍配備後に事故が多発しているとし、米軍普天間飛行場(chǎng)所屬のオスプレイが今年8月29日に大分空港に緊急著陸したこと、16年12月には沖縄本島東沖合でオスプレイ1機(jī)が海上に不時(shí)著し搭乗員2人がけがをしたこと、15年3月にはオスプレイが飛行中にアルミニウム製の部品を落下させていたことなどを紹介した。（翻訳?編集/柳川）