2017年11月1日、人民網(wǎng)は、北京で開かれた日中経済に関するシンポジウムで、日本貿(mào)易振興機(jī)構(gòu)（JETRO）の専門家が「中國企業(yè)は日本市場を試金石とみている」との見方を示したことを伝えた。

北京の日本大使館は1日、中國からの語學(xué)指導(dǎo)等を行う外國青年招致事業(yè)（JETプログラム）開始25周年を記念する「日中地域経済交流シンポジウム」を開催し、日中両國政府や企業(yè)の関係者などが參加して討論を行った。

その中でJETRO北京事務(wù)所の対日投資擔(dān)當(dāng)者?金京浩（ジン?ジンハオ）氏は「2010年以降、中國からの対日投資殘高は増え続けている。観光?サービス、製造業(yè)、研究開発といった分野への投資が盛んだ。日本の消費(fèi)者は製品に対して厳しい目を持つ。日本市場に進(jìn)出する中國企業(yè)が増えているのは自信の表れであり、中國企業(yè)は厳しい日本市場を通じて企業(yè)活動(dòng)をチェックし、製品の競爭力を高めようとしている。また、日本の優(yōu)れた人材を呼び込むことも中國企業(yè)が日本進(jìn)出する大きな要因となっている」と語った。

また、モバイル決済や配車サービス、シェアサイクルといったサービス型中國企業(yè)の日本進(jìn)出について金氏は「中國企業(yè)は新しいモデルを作るという點(diǎn)で明らかな強(qiáng)みを持っているが、現(xiàn)地の政策やルールに対する理解などの課題も多い」としている。

一方、日本企業(yè)の対中投資では高齢者介護(hù)分野の関心が強(qiáng)かったという。JETRO北京事務(wù)所対外業(yè)務(wù)部長の藤本勉氏は、中國の高齢化の現(xiàn)狀や関連政策を分析したうえで「現(xiàn)在、中國の政府や企業(yè)は日本式介護(hù)に大きな期待を寄せている。日々激しくなる高齢者介護(hù)産業(yè)で、いかにして日本式介護(hù)の強(qiáng)みをユーザーに感じてもらうかが、中國における発展のカギとなる」と語ったという。（翻訳?編集/川尻）