中國國営の新華社は、中國版ツイッター?微博（ウェイボー）の海外情報(bào)関連の公式アカウントである新華國際で1日、カップ麺に使われる乾燥具材を手掛ける福島県の食品工場が10月31日に、無許可製造の疑いで警察の捜査を受けたと紹介した。新華國際は自動(dòng)車?銅?アルミ製品の品質(zhì)検査の偽造に続き、日本の製造業(yè)で再びスキャンダルが暴露と評した。

福島県紙の福島民友などによると、警察の捜査を受けたのは乾燥食品の製造會(huì)社である営洋（本社?同県いわき市）。同社は、カップ麺用の乾燥チャーシュー製造を行っていた工場の設(shè)備改修のため、7月中旬ごろから製造許可を得ていない工場を利用していた疑いが持たれている。同市保健所が立ち入り検査をして無許可製造を確認(rèn)。衛(wèi)生上の配慮についての問題點(diǎn)を改善して許可申請するよう複數(shù)回指導(dǎo)したが、改善されなかったためいわき中央署に刑事告発したという。

新華國際は同件を「日本の即席麺にも問題あり、具材は無許可産品」の見出しで紹介。営洋の社名は書かなったが、同社の乾燥食品は魚肉製品、肉類、卵など多岐にわたり、日本の大手ブランドのカップ麺も広範(fàn)にわたり使っており市場占有率は100％に近いと紹介?！袱长违攻悭螗昆毪先毡兢违氓M販売に影響をもたらすだろう」と論じた。

記事は最後に「やっぱり老壇酸菜（ラオタン?スワンツァイ）にしようか…」とした?！咐蠅岵恕工吓_(tái)灣系食品企業(yè)の統(tǒng)一（トンイー）や康師傅（カンシーフ）がそれぞれ製造販売している即席麺の「老壇酸菜牛肉麺」を指す。統(tǒng)一や康師傅は中國大陸部に多くの生産拠點(diǎn)を持ち、中國人にとっては自國ブランドに近い感覚がある。新華國際は、日本ブランドのカップ麺は安全性が確保されていないとして、敬遠(yuǎn)を示唆したことになる。

中國メディアはこのところ、三菱自動(dòng)車の燃費(fèi)不正、日産自動(dòng)車の出荷前検査の不正、神戸製鋼のデータ改ざん、英國で日立製作所の高速鉄道車両が営業(yè)運(yùn)転を開始した初日にトラブルを続出させたことなど、日本の製造業(yè)界で多発している品質(zhì)問題を大きく扱っている。

しばらく前までは自國の製造業(yè)が抱える問題と対比させて、日本製品の品質(zhì)の高さや日本企業(yè)の良心的なものづくりを強(qiáng)調(diào)する報(bào)道が多かっただけに、現(xiàn)在は逆に、日本企業(yè)の不祥事が「またか」といった論調(diào)で報(bào)じられることが増えている。（翻訳?編集/如月隼人）