最近、日本の製造業(yè)はスキャンダルが相次ぎ、かつてない打撃を受けている。スキャンダルは日本の未來の経済発展にどれほどの影響を與えるだろうか。國際商報が伝えた。

中國商務(wù)部國際貿(mào)易経済協(xié)力研究所の白明副所長（研究員）は、「日本経済は製造業(yè)を土臺として構(gòu)築され、日本の製造業(yè)の國際市場での『売り文句』は品質(zhì)、信頼、製品の精密さだ。つまり、しきりに伝えられる製造業(yè)スキャンダルは日本の製造業(yè)のイメージに影響を與えるのが確実だということだ。特に今回の神戸製鋼のデータ改ざん事件は、製品の応用範囲が高速鉄道、宇宙航空、自動車と幅広く、重要度が高く、またスキャンダル発覚後、イギリスの神鋼製品を利用した高速鉄道が初運転で水漏れ事故を起こしたこともあり、日本の製造業(yè)や関連産業(yè)にとっては著実に打撃になるといえる」と述べた。

白副所長は、「だが直視しなければならないことは、今回の一連の問題が日本の製造業(yè)の精密レベルや研究開発水準が他の多くの國をはるかに上回るという現(xiàn)実を変えることはできないという點だ。スキャンダル発覚後、日本の製造業(yè)が速やかに問題を修復したなら、かえってよいことになる。製造業(yè)企業(yè)がよりしっかりと取り組むべきは、すでにある問題を深く掘り下げることで、単純に結(jié)論を出したり何もなかったように裝うことではない。問題を掘り下げてこそ教訓を読み取ることができる」と続けた。

同研究所の劉雲(yún)副所長（研究員）は、「製造業(yè)のスキャンダルは日本経済に甚大な影響を與える。ここ數(shù)年、日本の製造業(yè)神話は次々に崩壊し、安倍晉三首相の第二次政権がスタートする前に中小企業(yè)の破産が相次ぎ、安倍政権がスタートするとより多くの大手企業(yè)がスキャンダルや破産に陥った。神鋼のデータ改ざんは人々の視線を日本の『製品を製造する企業(yè)』から『原材料を提供する企業(yè)』へと広げた?！貉u品を製造する企業(yè)』の問題には、たとえば市場競爭の條件が厳しいこと、日本企業(yè)の製造コストが高すぎて、現(xiàn)在のような中國と韓國の製造業(yè)の発展を背景とした時代にはほとんど受け入れ不可能であることなどがある。神鋼の事件は日本の製造業(yè)の魂を直撃し、日本式製造技術(shù)、日本式自主管理システム、日本式製造の品質(zhì)に寄せる世界の信頼を直撃した。安倍首相が國際的場面で標榜する『品質(zhì)の優(yōu)位性』を備えた日本のインフラ輸出は、今ではもう以前ほど信じられなくなっている」と指摘した。

天津社會科學院日本研究所の平力群研究員は、「神鋼の工場における製品の品質(zhì)検査のデータ改ざん、ホンダの無資格従業(yè)員による検査などの事件が日本の未來の経済に與える影響の程度は、こうした事件があくまで個別の案件なのか、それとも企業(yè)制度と管理制度のアンバランスがもたらした日本の製造業(yè)に普遍的な現(xiàn)象なのかによって決まる。普遍的現(xiàn)象であって、企業(yè)制度と管理制度のバランスの取れた改革を?qū)g施することが難しければ、日本の製造業(yè)の基礎(chǔ)を揺るがし神話を崩壊させ、日本経済に致命的な打撃を與えることになる」との見方を示した。

また研究員は、「グローバル経済一體化の今日にあって、日本企業(yè)の製造する部品は世界の重要産業(yè)に応用されている。企業(yè)が短期間で適切な部品のサプライヤーをみつけることができない場合、メード?イン?ジャパン製品の品質(zhì)が、特に部品製品の品質(zhì)が低下するなら、産業(yè)チェーンにある関連製品全體の品質(zhì)に影響を與えることになる。中國企業(yè)にとってより必要なことは、自身の研究開発能力を引き上げること、生産レベルと製品の品質(zhì)を引き上げることだ」と述べた。

復旦大學國際関係?公共事務(wù)學院の陳雲(yún)教授は、「神鋼の工場のデータ改ざん事件は、その理由や根拠をしっかり見據(jù)えて対処する必要がある」との見方を示し、次のように述べた。

「まず、これが個別の企業(yè)の行為なのか、それとも日本企業(yè)全體の業(yè)界の暗黙のルールに基づくものなのか。ごく一部の事例で全體を判斷してはならない」。

「次に、改ざん事件の性質(zhì)に基づいて區(qū)別することが必要だ。顧客と申し合わせた品質(zhì)基準（契約基準）に変更を加えてはいるが、日本工業(yè)規(guī)格（JIS）には合致しているなら、製品の安全性を大きく損なう悪質(zhì)きわまりない事例とはいえない」。

「最後に、神鋼の工場には內(nèi)部調(diào)査メカニズムが備わり、自社の問題を明らかにする勇気があった。衆(zhòng)議院総選挙の後、日本政府は改ざん事件の調(diào)査に著手すると発表した。こうしたわけで、神鋼の工場のスキャンダルは日本の製造業(yè)の信頼を根底から揺るがすことにはならないといえる」。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）