<四川大地震>犬を救った救援隊員に賛否―綿竹市

Record China    2008年6月1日(日) 10時17分

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5月29日、四川省綿竹市のある村で廃墟の3階に取り殘された1匹の犬が救援隊員により救出されたが、危険を伴う作業(yè)に賛否両論の聲が挙がった。寫真は13日、綿竹市での救助活動。

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2008年5月30日、新華ネットの報道によると、29日午後、四川省綿竹市東北鎮(zhèn)天河村で、廃墟の3階に取り殘された1匹の犬が広西チワン族自治區(qū)からの救援隊員により救出されたが、危険を伴う作業(yè)に賛否両論の聲が挙がった。

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飼い主の朱さんに飼われていたペットの「旺旺(ワンワン)」。25日に廃墟の中から犬の頭が見え、朱さんが救い出そうとしたが、救援隊に止められた。朱さんは何度も救援隊に助けを求めたが、崩れた建物には犬よりも価値のある物資がまだ埋まっているし、建物が萬一崩れたら大変危険だとして、村民に止められていた。

彼女の様子を見て、29日、救援隊員の一人が隊長の制止を無視してショベルカーの爪先に縄をつけ、建物に近づいた。救助を開始して25分後、犬は無事に救出されたが、救援隊員の間では問題になった。人命の方が犬の命よりも大事なのだから、一匹の犬のために危険を冒すのは馬鹿げている、という意見。また、犬も人も同じ命なのだから、犬を助けたということは、ひとつの命を助けたことになり意義がある、という意見。

隊長は、もっと早くに犬の情報が入っていたら、救援隊の中で検討の余地があったと話す。大多數(shù)の隊員は、犬を救うことには同意していたが、設(shè)備がないために作業(yè)が困難だとしていた。いずれにせよ、隊員は「まず自分をしっかり守って初めて他者を救助出來る」ことを肝に銘じてほしいと話す。

地震の影響で、現(xiàn)地では多くの犬が恐怖、または飢えのあまり人を襲うケースが多く報告されており、22日だけでも50人余りが犬に噛まれている。綿竹市のテレビ局では広告を放映し、犬はしっかり繋いで飼うか、さもなければ処分するよう呼びかけていた。(翻訳?編集/中原)

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