2017年11月3日、中國メディアの中華網(wǎng)が、日本は1つの中國を堅(jiān)持するとする記事を掲載した。

記事は、臺(tái)北駐日経済文化代表処の謝長廷（シエ?チャンティン）駐日代表が、日臺(tái)関係は特殊なパートナー関係であり、運(yùn)命共同體に近い関係ではあるものの、日臺(tái)間の最大の問題は、日本に米國の「臺(tái)灣関係法」のような法律がないことで、制定は難しいとの見方を示したと伝えた。

日本版「臺(tái)灣関係法」は、李登輝（リー?ドンフイ）元総統(tǒng)が述べていたものだが、記事は謝代表の言葉からこれが現(xiàn)実的ではないことを示していると分析。日本の右翼でも臺(tái)灣獨(dú)立を支えることはできず、平和的に中臺(tái)関係を築き、中華民族の偉大な復(fù)興に協(xié)力することこそ、臺(tái)灣同胞の益となることだと主張した。

謝代表は、臺(tái)灣は潛水艦に関して日本の協(xié)力を得ることができるか否かについての質(zhì)問に、「非常に難しい」と回答。日本は外交上、1つの中國を原則としており、潛水艦については日本政府の許可が必要だが、許可を得られる可能性は大きくないと語った。

臺(tái)灣海軍は、今年3月に潛水艦の自主建造を宣言したもののうまくいかず、日本に援助を求めていると記事は紹介。しかし、日本は消極的な態(tài)度であるため、臺(tái)灣當(dāng)局は安全部門関係者を派遣して日本を説得し、技術(shù)供與を求めているが、これは「國際的な笑い話」となっているという。

その上で記事は、臺(tái)灣當(dāng)局が92年コンセンサスを認(rèn)めず、外交面で1つの中國を亂そうとすることは、臺(tái)灣にとって不利益になるだけだと主張?！笍?qiáng)者を尊敬し弱者を卑下する」日本に対して媚び、反中になるのは、何ら益を得られないだけでなく、尊厳すら失ってしまうと警告した。

そして、中國の「核心的利益を守る」という意思は山のごとく堅(jiān)固であり、國際社會(huì)が認(rèn)める「1つの中國」は決して揺らぐことのないものだと論じ、日本の一部政治家に対しては「運(yùn)んでいる石を自分の足の上に落とさないよう」警告し、臺(tái)灣に対しては中國の懐へ戻るよう諭して記事を結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）