2008年6月2日、香港紙「明報」は、臺灣の馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)が、89年に北京で起きた「天安門事件」の追悼聲明を今年も発表すると報じた。海外中國人向けニュースサイト「留園網(wǎng)」が伝えた。

【その他の寫真】

記事によると、総統(tǒng)府のスポークスマン、王郁[王奇]（ワン?ユーチー）氏は聲明の內(nèi)容について、「両岸（中國と臺灣）関係を考慮したものになろう」と述べるに止まり、詳細(xì)については口を閉ざした。馬総統(tǒng)は毎年、追悼聲明で「自由と民主、人権の大切さ」を強(qiáng)調(diào)してきたが今年もその內(nèi)容に変更はないという。恒例となっている追悼集會への參加も「続ける」ことが明らかにされた。

馬総統(tǒng)は昨年、「自由と民主は両岸の共通言語であるべき」と題した論文を発表し、中國當(dāng)局による「人権問題」や臺灣のWHO（世界保健機(jī)関）加盟「妨害」などを強(qiáng)く批判した。中國當(dāng)局はこれを「善意が感じられない」と判斷し、非公式ルートを通じて馬総統(tǒng)に「天安門事件の追悼集會參加や聲明発表は2度としないよう」伝えていた。

今回、総統(tǒng)就任後初の「6月4日」を迎えるに當(dāng)たり馬総統(tǒng)の動向に注目が集まっているが、記事は「中國本土からの『通告』を無視する形となりそうだ」と伝えた。（翻訳?編集/NN）