2008年6月5日、西部網(wǎng)の報道によると、ネット上で四川大地震の被災(zāi)地からの帰り道の消防隊員に「高速道路料金所係員が嫌がらせをした」という書き込みがあり、陜西省政府が調(diào)査に乗り出す事態(tài)になった。

【その他の寫真】

この書き込みの內(nèi)容は「5月22日、救援活動を終え、帰還途中だった消防隊員が料金所を通過しようとした際、係員は通過を拒否した上、故意に誤った道順を指示した。結(jié)局、消防隊員らは善意で案內(nèi)を申し出た車の誘導(dǎo)の下、3時間以上走って、違う料金所から高速道路に入ることができた」というもの。

このスレッドができると、すぐに反響があり、係員を処罰するよう要望が殺到するなど6500余りの書き込みがあった。陝西省交通庁はこの“騒動”を重視、すぐに調(diào)査に乗り出した。

事情を聴かれた料金所の係員は、「被災(zāi)地への円滑な車の流れを確保するため、現(xiàn)在この料金所では大型車両は被災(zāi)地へ向かう車両のみ通過を許可している。當(dāng)日、この消防車が被災(zāi)地からの帰り道の車両であることがわかったため、規(guī)則により通過できないことを伝えた上、地図を渡して通過可能な近くの料金所までの道順を教えた」と弁明。また、「この際、雙方とも非常に冷靜で、言い爭いはなかった」と答えた。

また、消防隊員側(cè)もトラブルを否定し、「係員を攻撃するつもりはない。我々は陜西省で現(xiàn)地の人々から歓迎を受け、感激した。係員は職務(wù)を遂行しただけで、過ちはない。ただ我々は係員の態(tài)度と責(zé)任感に『失望』を味わっただけだ」などと述べた。

調(diào)査にあたった陝西省関係者は、こうした調(diào)査結(jié)果から、ネットの書き込みのような悪意のある爭いごとはなく、「消防隊員が救援活動により疲労困憊した狀況で、料金所に拒絶されたと感じ、失望感を味わった」と判斷。隊員らに謝罪した上で、被災(zāi)地での奮闘などに敬意を表したい、としている。（翻訳?編集/YY）