■■■■■2008年6月12日 ■■■■■

【その他の寫真】

“おさわがせ”アナウンサーのブログ記事が大きな波紋を呼んでいる…

中國の人気スポーツキャスター、黃健翔さんが6日、自身のブログで、「サッカー國家代表のドゥイコビッチ総監(jiān)督が、CCTV中國中央テレビの女性記者を“妊娠”させた」と“暴露”したのだ。

黃健翔さんといえば、前回の2006年ドイツW杯でCCTVの実況アナウンサーとして、イタリア戦を?qū)g況中、思わず私情を交えて、「イタリア萬歳」などと絶叫し、論議を巻き起こした“おさわがせ”アナウンサー。その後、CCTVを退社し、フリーとなって、他局でスポーツキャスターを務(wù)めている。

その彼が、國家代表の総監(jiān)督であり、まもなく本番を迎えるサッカー五輪代表の監(jiān)督を務(wù)めるドゥイコビッチ氏とCCTV女性記者のスキャンダルを暴露した…というのだから、大騒ぎとなるのは當(dāng)然だ。

問題となったのは6月6日付けの「丑話説在前辺」と題する記事。黃さんは「私は今フリーの立場。だから組織（CCTVのこと）の権威を代表する必要がない。だから遠(yuǎn)慮しない」と前置きした上で、、まずは、翌日（7日）に迫ったW杯アジア3次予選を前にして、國家代表に対して、苦言を並べる。

だが、その後、話題は監(jiān)督への批判に及び、國家代表のドゥイコビッチ総監(jiān)督が、チームに密著する形で取材をしていたCCTVの女性記者を“妊娠”させた、との仰天発言が飛び出す。

記事によると、その後、相手女性は「局內(nèi)で悪いうわさが立ち、取材記者の座を追われた」のだそうだ。

この“暴露”に対し、ネット上では、「プライバシーを暴露すべきではない」「かつての同僚にひどい仕打ち」と黃健翔さんを批判するコメントをはじめ、「中國サッカーは悪いうわさが多すぎ。まるで蕓能界だ」というサッカー界全體に対する批判、また「CCTVの記者は體で記事を書くのか？」「うそに決まっている」「いや、彼のいうことは信じる」など、さまざまな意見が書き込まれている。また、この妊娠させられた「女性記者」とは誰かというのも大きな話題となっており、さまざまな憶測が飛び交っている狀態(tài)だ。

ドゥイコビッチ氏は、現(xiàn)在、サッカー國家代表の総監(jiān)督と五輪代表の監(jiān)督を兼務(wù)している。國家代表は、このブログか書かれた翌日に天津で行われたW杯アジア3次予選のカタール戦で破れ、グループ予選突破が非常に厳しくなっている。また北京五輪も間近に迫り、チームにとってはもっとも重要な時期を迎えている。

この大切なときに、中國サッカーの理解者であり、キャスターとして多くのファンを持つ黃健翔さんが、どうしてこのような「暴露話」を掲載したのか…一部には、自分を退職に追いやったCCTVへの報復(fù)のため、などの推測も出ているが、その本當(dāng)の理由はわからない。

なお、問題の箇所はその後、削除され、「皆さんの意見を受け入れ、個人のプライバシーに関する部分は削除しました。中國サッカーの現(xiàn)狀を目の當(dāng)たりにすると、心穏やかでいられないのです」とのコメントが殘されている。

“おさわがせ”アナの爆弾記事…この內(nèi)容の真?zhèn)韦夂幛啤⒔襻?、論議を呼びそうだ。

＜注：この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです＞

■筆者プロフィール：朝倉浩之

奈良県出身。同志社大學(xué)卒業(yè)後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ?ニュース?ドキュメンタリー等の制作?取材に関わる?，F(xiàn)在は中國にわたり、中國スポーツの取材、執(zhí)筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中國國際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。