2008年6月18日、「南方日報」の報道によると、中國で拡大を続けている汚染現(xiàn)象は、水質(zhì)汚染や空気汚染だけでなく、土壌汚染も非常に深刻な狀態(tài)で、重金屬などによる土壌汚染によって毎年1000萬トン以上の穀物が減産となり、これ以外にも毎年1200萬トン以上の穀物が汚染され、合計で少なくとも200億元（約3000億円）の損失が発生している。このため環(huán)境保護(hù)部では、「土壌汚染の防止と改善に関する意見」を発表し、汚染の防止と改善に努めるとともに、2015年までには関連法規(guī)を整備し、公布したいとしている。

【その他の寫真】

中國における土壌汚染に関するデータはまだ完全に整備されておらず、汚染された耕地の面積は、総耕地面積の5分の1にあたる3億ムー（約2000萬ヘクタール）という説から、1億5000萬ムー（約1000萬ヘクタール）と言う説まで様々だが、工業(yè)密集地區(qū)や鉱山地區(qū)周辺、都市部周辺などではすでに相當(dāng)深刻な狀況にあることは間違いない。

こうした狀況の中、環(huán)境保護(hù)部では「土壌汚染の防止と改善に関する意見」を公布し、當(dāng)面の対応案を提示している。この「意見」によると、土壌や地下水を汚染した企業(yè)や組織または個人が責(zé)任を持って回復(fù)するものとし、企業(yè)や組織が合併や組織変更などによって「消滅」してもその責(zé)任を免れることは認(rèn)められず、債権債務(wù)を受け継いだ企業(yè)または組織が引続き回復(fù)の責(zé)任を負(fù)うものとしている。

また、環(huán)境保護(hù)部では各地の國土資源局と協(xié)力し、2010年までに土壌汚染に関する全面調(diào)査を完了するとともに、土壌汚染の観測ネットワークを確立し、2015年までには関連法規(guī)を整備し、公布したいとしている。（翻訳?編集/HA）