2008年6月20日、20日付中國証券報によると、世界銀行は19日、「中國経済四半期報告」を発表し、08年の中國のGDP（國內総生産）成長率を9．8％と予想した。前回2月の報告では9．6％、4月初旬の「東アジア経済中間報告」では9．4％としており、再度の修正となる。

中國の物価上昇については、現在は食品以外の上昇圧力が鮮明さを増しているものの、食品価格の上昇がピークを過ぎていることから、全體的なインフレ圧力は軽減に向かっていると報告。世銀駐中國シニアエコノミストである高路易氏は、08年通年のCPI（消費者物価指數）の前年比上昇率は約6％までに落ちつくと予想した。

ただ報告によると、インフレ率は依然高い水準にあり、実質金利がマイナスの狀態(tài)であることを考慮すると、利上げの可能性は排除できない。（翻訳?編集/HI）