2008年6月20日、「中國新聞網(wǎng)」の報道によると、中國水利部では、まもなく本格的な増水期を迎える被災(zāi)地に対して「地震によって水利施設(shè)の洪水防止機(jī)能が低下しているだけでなく、長江上流で大雨が降る予報が出されており、大洪水が発生する危険性は常にある」と警戒を呼びかけているという。

【その他の寫真】

水利部は「地震によるダメージで、ダムや水力発電所、堤防などの洪水防止機(jī)能は全體的に低下している。また、すでに危険が排除されたせき止め湖も、大雨が降れば再び生命と安全の大きな脅威となるだろう」と指摘し、各部門に対し「ダメージを受けた水利施設(shè)の修復(fù)、観測體制の強(qiáng)化による予報や警報の徹底、緊急避難體制の確立、堤防やせき止め湖に対する安全対策の徹底」などを求め、「生命の安全確保と損害の最小限化」を指示した。

また、水利部の矯勇（ジャオ?ヨン）副部長は、洪水発生などによる被害拡大の危険性は例年になく高いと語り、その理由として次の4點(diǎn)を挙げた。

1．地震によってダメージを受けたダムや堤防の多くがまだ修復(fù)されていないだけでなく、応急処置済みの施設(shè)の洪水防止機(jī)能も本來のレベルまで回復(fù)していないこと。

2．危険の排除されていないせき止め湖が存在するだけでなく、処理済のせき止め湖も大雨によって再び危険な狀態(tài)になる可能性があること。また余震や大雨による土砂崩れなどの発生により、新たなせき止め湖ができる可能性も排除できないこと。

3．被災(zāi)地の基本的な水利機(jī)能がまだ完全に回復(fù)していないこと。

4．天気予報では長江上流に大雨が予想され、山崩れ、土砂崩れ、土石流などの発生が増加する可能性が高いこと。（翻訳?編集/HA）