2008年7月2日、中國(guó)共産黨系の雑誌「小康」によると、同誌が大手ポータルサイト「新浪網(wǎng)」と共同で「中國(guó)富人(金持ち)イメージ調(diào)査」を行った。その調(diào)査結(jié)果から、8割以上の人が金持ちに対して悪いイメージを持っていることがわかった。

【その他の寫(xiě)真】

調(diào)査対象は6033人で、「金持ちには人間的な感情が欠けている」と感じている人は31．43％、「金持ちの生活は贅沢で、貧乏人を見(jiàn)下している」と感じている人は30．33％、「金持ちは利益を得るためには手段を選ばない」と感じている人は27．05％だった。一方、金持ちに対して好意的な見(jiàn)方をしている人は約600人で、1割程度にとどまっており、80．39％の人が金持ちに対して悪いイメージを持っていることがわかった。

調(diào)査からは、人々が金持ちに対して悪いイメージを抱く理由も明らかになった。金持ちには人間的な感情が欠けているとする人が約3分の1を占めているように、多くの人が「悪いことをしなければ金持ちになどなれるはずがない」と見(jiàn)ており、官民の癒著、談合なども悪いイメージを助長(zhǎng)している。また、四川大地震における一部の実業(yè)家の態(tài)度も、悪いイメージを形づくる一因になったという。中國(guó)の代表的な不動(dòng)産會(huì)社の代表者である王石（ワン?シー）氏などが、震災(zāi)の義援金について社會(huì)的風(fēng)潮に反する発言をしたことで、大衆(zhòng)から強(qiáng)い反感を買(mǎi)っている。

調(diào)査結(jié)果から、人々の金持ちに対する悪いイメージは、「金持ちだから」ではなく、金持ちの言動(dòng)に対して感じる不満がゆえのものであり、また、大きな格差から感じる不公平感によるものだということが明らかになったという。（翻訳?編集/岡田）