中國報(bào)道官、北朝鮮問題で安倍首相を批判=「指図される必要ない」の発言は公式サイトに掲載せず

Record China    2017年11月7日(火) 14時(shí)40分

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中國外交部は、安倍首相が北朝鮮のミサイルについて「必要あれば迎撃」と述べたことを批判。中國の影響力行使については「指図される必要はない」と述べたが、外交部の公式サイトは同発言を掲載しなかった。

中國外交部の華春瑩(ホア?チュンイン)報(bào)道官は6日午後の定例記者會(huì)見で、安倍首相が北朝鮮のミサイルを「迎撃の必要があるものは迎撃」と述べたことについて、緊張した情勢(shì)を軽減する言動(dòng)を望むなどと批判した。中國の影響力行使については「何をすべきか言われる必要はない」と反発したが、記者會(huì)見を紹介する外交部の公式サイトは掲載しなかった。

安倍首相と訪日中のトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は6日、共同記者會(huì)見を行った。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は北朝鮮問題について、安倍首相は米國から武器裝備を大量に購入することになるとの期待を示し、「ミサイルを撃ち落とすことができるようになると思う」などと述べた。安倍首相は「われわれは迎撃の必要があるものについては迎撃していく」などと述べ、日米の連攜を強(qiáng)調(diào)した。

中國外交部の華報(bào)道官は安倍首相の発言に対して、「半島情勢(shì)はすでに非常に複雑、敏感、脆弱(ぜいじゃく)だ。われわれは各方面が現(xiàn)狀を受け、緊張を緩和し、相互信頼を増進(jìn)し、半島問題を改めて対話と交渉に戻す正しい道への助けとなる言動(dòng)を取ることを望む」と述べ、批判の意を示した。

また、安倍首相が共同記者會(huì)見で、米國と共に中國やロシアに対する働きかけを含めて「國際社會(huì)全體での北朝鮮への圧力を最大限にまで高めていく必要がある」との主張したことについては、「われわれはいかなる者からも、われわれが何をすべきか言われる必要はない」と反発し、朝鮮半島の核問題について自國が平和的解決を目指して一貫して努力しており、建設(shè)的な作用を発揮しつづけてきたと主張した。

中國外交部は公式サイトに毎回の記者會(huì)見の様子を掲載している。中國政府が強(qiáng)調(diào)する情報(bào)公開の一環(huán)と理解できるが、文言を変更したり、都合の悪い部分を削除する場(chǎng)合がある。例えば、6月初旬ごろに出される1989年の「天安門問題」についての質(zhì)疑応答は掲載されていない。したがって、外交部による定例記者會(huì)見の発表は、自國向け宣伝の色彩が強(qiáng)いと考えてよい。

ただし、外交部の発表と中國メディアの報(bào)道が完全に歩調(diào)を合わせているわけではなく、外交部が削除した?jī)?nèi)容が中國國內(nèi)向けに報(bào)道されることもある。外交部は華報(bào)道官による「何をすべきかと言われる必要はない」の発言を公式サイトでの掲載から割愛したが、中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は6日付の記事で、同発言を紹介している。(翻訳?編集/如月隼人

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