2017年11月7日、就任後初めて韓國を訪問するトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)への韓國流「おもてなし料理」が明らかになった。メニューには、韓國が領(lǐng)有権を主張する竹島の韓國名「獨島」の名が付いた「獨島エビ」の料理も含まれているという。韓國?ファイナンシャルニュースなどが伝えた。

韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)を國賓として招き7日夜開く迎賓館での夕食會のメニューを公開した。これによると、乾杯に使われる酒は、韓國の品評會の薬酒?清酒部門で昨年最優(yōu)秀賞を受賞した地方の小さな酒蔵が造る清酒。続いて供される料理は、トウモロコシかゆなどを含む前菜に始まり、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)のふるさとである巨済島（コジェド）産のカレイ、韓牛カルビ、獨島エビを使ったメニューの後は、秋の味覚であるまつたけご飯で締められる。デザートはチョコレートケーキと、韓國の甘みのある伝統(tǒng)茶?水正果（スジョンガ）のグラニタだ。

大統(tǒng)領(lǐng)府関係者は「韓國が持つコンテンツによりわれわれならではの色を盛り込みながらも、米國首脳の好みも合わせて配慮しようとの意味を込めて準(zhǔn)備した」と説明している。

カレイのソテーはトランプ大統(tǒng)領(lǐng)が最も好む魚料理だといい、今年6月、文大統(tǒng)領(lǐng)が訪米した際にホワイトハウスで出されたメニューの一つという。また獨島エビを食材に選んだことについて、韓國メディアは「日本と領(lǐng)有権をめぐり爭っている獨島付近で捕ったエビを出すことで、獨島がわが領(lǐng)土であることを強調(diào)したものとの解釈が出ている」と伝えた。

トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が日本で和牛の鉄板焼きやハンバーガーでのもてなしを受けたニュースは韓國でも大きな注目を集めていただけに、今回のメニュー発表の報にはネットユーザーから多數(shù)のコメントが寄せられている。

中でも獨島エビについては「大きな意味があるね」「訪日後に獨島のエビとはいい考えだ！」「獨島エビを出すなんて奇抜なアイデア。トランプさんに、獨島でエビを捕れる人間がつまり獨島の主人だと伝えてあげて」「獨島エビ！グッド！（安倍さんはこのメニューが嫌いだろうけど）」などと評価するコメントが多數(shù)あった。

また共感票の多いコメントでは「トランプさん、たくさん食べて、僕らと仲良くしよう」「成果があるよう願ってます」と前向きなものもあったが、「（料理の寫真を見て）お肉が小さいと思う。もう少しカルビ多くした方がよさそうだけど…」「箸は使えないのでは？日本みたいにハンバーガーにしておけばいいのに」と懸念もみられた。（編集/吉金）