2008年7月3日、羊城晩報(bào)は警官6人が殺害された「刃物男事件」についてコラムを掲載。事件を楊（ヤン）容疑者の異常な人格に帰するだけでなく、背景に格差社會(huì)や政治への不満があることを認(rèn)識(shí)すべき、と指摘した。

【その他の寫(xiě)真】

楊の犯行動(dòng)機(jī)について、公安當(dāng)局は事件発生直後に「昨年、自転車(chē)を盜んだとの容疑をかけられた恨み」と発表したが、後に取り消している。恨みのある警官個(gè)人を狙わずに、警察という國(guó)家機(jī)関を犯行の舞臺(tái)に選んだことから、政府そのものをターゲットにしたとの見(jiàn)方も浮上している。

同紙のコラムでは「楊の犯行は殘忍で、決して許されるものではないが、果たして個(gè)人の異常な行動(dòng)として片付けることができるのだろうか？」と問(wèn)題提起した上で、「（貴州の暴動(dòng)を含め）政府への不満、格差社會(huì)の問(wèn)題が大事件に発展するケースがいくつもあるが、これらの事件はしばしば個(gè)人の問(wèn)題を発端としたものだ」と指摘。

また、「わたし（コラムニスト）は今、1949年の新中國(guó)成立當(dāng)時(shí)のドキュメンタリー映畫(huà)を見(jiàn)ている。當(dāng)時(shí)の人々はみな明るい笑顔を浮かべていた。思うにそれは當(dāng)時(shí)の政府が行う改革への期待がもたらしたものだろう。彼らは何を期待していたのだろうか？そして今の社會(huì)は彼らの期待が実現(xiàn)されたものなのだろうか？」と結(jié)んでいる。（翻訳?編集/KT）