2008年7月、北京オリンピックのメダルに使用されている崑侖玉はここ3年で10倍にまで値上がりしている。

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中國では、かつて玉といえば新疆ウイグル自治區(qū)で産し「國玉」とも呼ばれる和田玉。だが、近年では資源が枯渇している。

メダルに使用する玉は専門家の検証を経て、最終的に崑侖玉が選ばれた。ポイントは―和田玉と同じ鉱脈に屬しており物質(zhì)組成や構(gòu)造特徴が基本的に同じであること、埋蔵量が多く品質(zhì)にむらがないため全てのメダルを原石から取り出せること、メダルに必要な白?青白?青の3色が揃っていること、和田玉に比べ低価格。

五輪委から出される規(guī)格要求は厳しく、誤差は0．05ミリまで。また、メダルは外枠と中央に金?銀?銅の金屬を使用し、その間にドーナツ狀の玉がはめ込まれるという構(gòu)造。中央の金屬部分が抜けないようにしなければならないため、玉の內(nèi)側(cè)に淺いみぞを作り、特殊な「材料」を使用して金屬をしっかりおさえているが、その技術(shù)は「企業(yè)秘密」だそうだ。

中國での玉人気に加え、和田玉の品薄、オリンピックメダル材料への選定が原因で崑侖玉の価格は急上昇。昨年、崑侖玉の最良質(zhì)の白玉は1キロ1000元（約1萬5000円）だったが、現(xiàn)在では1キロ1萬元（約15萬円）以上まで値が上がっている。この3年で約10倍の値段になったという。（翻訳?編集/YY）