2008年7月7日、「中國青年報(bào)」の報(bào)道によると、中國で生産?販売されているミネラルウォーターには発ガン性物質(zhì)の一種?臭素酸カリウム（ブロメート）の含有量に関する基準(zhǔn)が定められておらず、この10數(shù)年間野放しの狀態(tài)だったという。

【その他の寫真】

國家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局がこのほど改定した「飲料用ミネラルウォーターの基準(zhǔn)（案）」では、ブロメートの含有量を1リットルあたり0．01mg以下と定めているものの、この10數(shù)年間ブロメートに関する基準(zhǔn)は設(shè)定されておらず、人々の健康は危険にさらされたままの狀態(tài)だった。

この一因には、政府の基準(zhǔn)決定部門が企業(yè)サイドに立った行政を行ったこと、即ち、基準(zhǔn)制定當(dāng)時(shí)の國內(nèi)ミネラルウォーター業(yè)界の設(shè)備狀況から見てブロメートを國際基準(zhǔn)に合わせて制限すると大部分の企業(yè)が市場から退場をせざるを得ない狀況だったため、結(jié)局基準(zhǔn)の採用自體が見送られたことが挙げられる。

こうした例はミネラルウォーター業(yè)界だけでなく、他の業(yè)界でも散見される。例えばポリ塩化ビニル（PVC）製の食品ラップの基準(zhǔn)は、中國では1988年に制定された國際基準(zhǔn)に従い20年間実施して來ているが、世界の多くの國はこれを改定し、基準(zhǔn)を引上げている。しかし政府は「企業(yè)の生存」を考慮し、依然として國民の健康を犠牲にしてこの基準(zhǔn)を採用し続けているという。（翻訳?編集/HA）