2017年12月24日、中國メディアの今晩報(bào)が、日本がトイレ革命を成功させることのできた理由について分析する記事を掲載した。

記事は、1980年代までの日本の公衆(zhòng)トイレは、管理が行き屆いておらず「汚くて、暗くて、臭くて、恐ろしい所」というイメージであったと紹介。しかし、80年代半ばに、人々の生活レベルが向上するにつれて、公共設(shè)備に対する要求も高くなり、公衆(zhòng)トイレが「矢面に立たされた」とした。

それで、85年に「トイレ革命」のスローガンのもと、大學(xué)教授を會長として行政関係者、建築家、デザイナーなどが中心となり「日本トイレ協(xié)會」が発足。公衆(zhòng)トイレをきれいで清潔で人に好まれるところにするという理念が、多くの人から支持されたと記事は伝えた。

日本トイレ協(xié)會は、86年に11月10日を「トイレの日」と制定。第1回目のトイレの日には、「トイレ文化」についてのシンポジウムが行われ、600人以上が參加。このとき、公衆(zhòng)トイレの名稱を「便所」ではなく「お手洗い」とすることが提案されたと伝えた。

記事は、こうしたトイレ革命が日本社會に2つの大きな変化をもたらしたと分析。それは「公衆(zhòng)トイレ全體の質(zhì)の向上」と「使用者のモラル向上」で、日本トイレ協(xié)會の貢獻(xiàn)が大きいと記事は論じた。

そのうえで、モラルをコインの1面とすれば、衛(wèi)生習(xí)慣は反対側(cè)の面になると記事は紹介。日本の教育は子供に清掃作業(yè)をさせることを伝統(tǒng)としており、幼いころから清掃することを?qū)Wぶことで、衛(wèi)生習(xí)慣を身に著け、清潔さに対する高い意識を養(yǎng)うことができるのだとした。（翻訳?編集/山中）