中國江蘇省南京市の地元紙、揚(yáng)子晩報(bào)は10日、2015年から19年まで自分名義や他人名義の身分証明書や銀行カードの情報(bào)を使って航空券購入と航空遅延保険加入を繰り返し、複數(shù)の保険會(huì)社から保険金計(jì)約300萬元（約4565萬円）をだまし取った女について伝えた。だまし取った回?cái)?shù)は900回近くに及ぶという。

記事によると、女は航空サービス業(yè)務(wù)に攜わったことがあり、航空便の欠航率や遅延率に関する情報(bào)を入手するルートがあった。

女の手口は、遅延率が高く悪天候に遭遇しそうな便を調(diào)べ、自分名義の他、資産運(yùn)用を理由に親戚や友人から集めた身分証明書や銀行カードの情報(bào)を使って航空券を購入し、航空遅延保険に加入。フライト情報(bào)に注意を払い、遅延する可能性が低い場合は、航空券を払い戻して損失を最小限に抑え、実際に遅延が発生した場合は保険會(huì)社に保険金を請(qǐng)求するというものだった。

保険料は約40元（約610円）で、遅延時(shí)間に応じて保険金は400?8000元（約6100～12萬2000円）になる。

今年4月27日、ある保険會(huì)社の擔(dān)當(dāng)者が、女ら複數(shù)人の身分証明書番號(hào)が保険金の支払い手続きで何度も使用されていることに気付き、保険金詐欺の疑いがあるとして、南京市公安局鼓樓分局鼓樓派出所に通報(bào)した。

警察は同29日、山東省で女を逮捕。女の自宅から、各保険會(huì)社に対する請(qǐng)求の詳細(xì)を記録した資料などを押収した。（翻訳?編集/柳川）