2008年7月8日、法制日報によると、殷?商時代の歴史遺産の出土地の1つ、黃河中流部の山西省石樓（シーロウ）県は現(xiàn)在、墓泥棒の「聖地」と化し、連日、盜掘被害が出ているという。しかし、同県は國家指定の貧困県。県文物局は経済的ひっ迫から文物を保護(hù)できる體制になく、問題の解決は県政府など上級部門にとって急務(wù)となっている。

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県公安局によると、同県では05年から現(xiàn)在まで、古墳盜掘に関して10余の事案、3つの盜掘グループを取締り、被疑者は約20人に及んだ。しかし、事件は保管文化財の竊盜にまで拡大。県唯一の國家レベルの保護(hù)施設(shè)?東岳廟収納の清代の古鐘が盜まれている。取締まりは年々強(qiáng)化されているが、村民の通報が少なく、村民の法意識の向上も求められている。

一方、県文物局は経済的逼迫から、公安局が要求する管理システムや人員が確保できず、保護(hù)は有名無実に。村民も文物の価値を理解し始め、掘り當(dāng)てても屆け出ることもなくなれば、倉庫の保管品を狙った竊盜事件も発生した。こうしたことから倉庫內(nèi)には現(xiàn)在、青銅器と甕が少しあるだけで、あとは市の博物館や県の看守処に保管されたままのものもある。

しかし今年、県文物局は初めて2萬元（約30萬円）の予算を確保。保護(hù)活動に必要な実際の資金額は調(diào)査結(jié)果を待たなければならないが、同局幹部は、保護(hù)や法執(zhí)行チームの速やかな編成を訴え、「石樓県の文化財は貴重なものが多く、保護(hù)を強(qiáng)化しなければより大きな損害を被ることになる」と語った。（翻訳?編集/汪葉月）