2017年11月8日、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府がトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)の歓迎夕食會に竹島（島根）近海で捕れたエビ「獨(dú)島（ドクト。竹島の韓國名）エビ」を使ったメニューを出し波紋を呼ぶ中、韓國の有名フードライターがこのエビの意義についてコメントした。韓國?國民日報などが報じた。

韓國で「味のコラムニスト」として知られるファン?ギョイク氏は、韓國メディアのインタビューで「食べ物一つを出すことで、政治的な意思を遠(yuǎn)回しに表現(xiàn)したという點(diǎn)が大変興味深い」と述べ、「大統(tǒng)領(lǐng)府が『桃花エビ（日本のボタンエビ）』という正式名稱を使わずにあえてメディアなどに『獨(dú)島エビ』と紹介したのは、日本を意識した政治的メッセージを盛り込んだものとみられる」と説明した。さらにこの食材提供は「獨(dú)島の領(lǐng)有権について日本はこれ以上口出ししないでほしい」という韓國政府の意思表示だとし、「大統(tǒng)領(lǐng)が直接獨(dú)島に行くよりもセンスのある対応だ」と評価した。

日本で物議を醸していることについては、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が日本を経て訪れたことから、獨(dú)島エビがさらに浮き彫りになった。もしトランプ大統(tǒng)領(lǐng)が日本経由でなく韓國へ直行していたら、獨(dú)島エビはここまで日本の注目を浴びることはできなかったはず」と分析。「韓?米大統(tǒng)領(lǐng)が獨(dú)島エビをおいしく食べようというのに対し、カッカする日本をあまり気遣う必要はないと思う」として、「韓國政府は『今度日本の首相が韓國を訪問する際にも、獨(dú)島エビを出す』と対応しても悪くなさそうだ。安倍（晉三）首相に『獨(dú)島エビを一度召し上がってみて。本當(dāng)においしいから』と言ってもいいのでは」と提案した。

これを受け、韓國のネットユーザーからは「賢い食卓外交だ」「センスがある」「獨(dú)島エビとはうまいことを言ったね」「世界的にニュースになっている。文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)の頭の良さが引き立った場面だ」など韓國政府への稱賛コメントが相次いでいる。

日本に関しては「安倍首相のゴルフ外交とは全然違う」「自分の領(lǐng)土のエビを食べるのに何か問題でも？」「他國の晩さんメニューで大騒ぎ？悔しかったら日本も晩さんメニューに名前を付ければよかったのに」など批判的な聲が上がった。

しかし、一部では「しっかりしようよ！首脳會談で韓國にどんな國益があるかが本質(zhì)であって、何を食べたかが重要じゃない。どうかささいなことに関心を示さないで」と警鐘を鳴らすユーザーも見られた。（翻訳?編集/松村）