2017年11月9日、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)夫妻を招き7日開かれた韓國の歓迎夕食會(huì)に出席した元慰安婦が、會(huì)でのエピソードや出席に至るいきさつについて、韓國?ヘラルド経済のインタビューを受け語った。

夕食會(huì)でトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と抱擁を交わす様子がとりわけ大きく報(bào)じられた元慰安婦の李容洙（イ?ヨンス）さん。大統(tǒng)領(lǐng)府から公文書により招きを受けたのは、會(huì)のわずか2日前の今月5日のことだったという。李さんは今回の招待について、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)夫人の金正淑（キム?ジョンスク）氏に一度頼んでおいたのに対し、金夫人が約束を忘れず応えてくれたものだと話す。今年8月15日の光復(fù)節(jié)（日本からの解放を祝う記念日）の行事に出席した際、金夫人に「いつか大統(tǒng)領(lǐng)府に必ず呼んでほしい」と話したところ「はい、かしこまりました」と答えてくれたそうだ。

夕食會(huì)では、韓國が領(lǐng)有権を主張する竹島（島根）近くで捕れた「獨(dú)島（竹島の韓國名）エビ」を使った料理が出されたことが話題になっているが、「食事は口に合ったか」との問いに、李さんは「いろいろ出されたが、ああ、胸がいっぱいで味も分からずただよく食べた」と回答。大統(tǒng)領(lǐng)府に入れただけでとにかくありがたく心が満ち足りたという。

そして注目の「抱擁」シーンについては、「トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と抱き合う時(shí)、文大統(tǒng)領(lǐng)がそばで『よくいらっしゃいました』とおっしゃった」ことを明らかに。また続いて金夫人とあいさつを交わす際に「実にお會(huì)いしたかった」と聲を掛けたところ、「まあまあ、私もです」と返してくれたそう。またこの場(chǎng)面が大きく報(bào)道されたこを念頭にか、「わが文在寅大統(tǒng)領(lǐng)も米國大統(tǒng)領(lǐng)もすごいと思った。私をこうして広く知らしめてくれたのだから。とてもありがたい」と語った。

最後に李さんは、會(huì)の記念品として「陶磁器か何かと、小さな石釜を風(fēng)呂敷に包んだもの」を受け取ったと明かした。

日本政府はこの夕食會(huì)に関し韓國側(cè)に正式に抗議をしているが、報(bào)道に接した韓國のネットユーザーからは「心が溫かくなった」「これが國というもの。國民に仕える気持ちが大事」「まず國民のことを考える指導(dǎo)者の姿だね」「私が文大統(tǒng)領(lǐng)に感謝したい」と文政権を絶賛するコメントや、「慰安婦問題もうまく解決されることを望む」との意見が寄せられている。（編集/吉金）