中國商用飛機(jī)は10日、同社が開発した大型旅客機(jī)のC919が10日、上海浦東國際空港から陝西省の西安閻良飛行場にまで飛行したと発表した。C919はこれまで4回の試験飛行を行ったが、空港―飛行場間の移動(dòng)は初めて。

上海浦東國際空港を午前11時(shí)38分に離陸して、2時(shí)間24分後の午後2時(shí)2分に約1300キロメートル離れた西安閻良飛行場に著陸した。最高高度は7800メートルで速度はマッハ0．74（時(shí)速約900キロメートル）に達(dá)した。また、中國東方航空のエンブラエル?レガシー600型機(jī)が並行して飛び、各種データを取得した。

C919は今後、西安閻良飛行場を拠點(diǎn)として各種試験を行い、中國における商用飛行に必要な型式証明などの取得を目指す。西安閻良飛行場は中國唯一の航空機(jī)の性能実証を行っている飛行場。

C919の客席數(shù)は150?170程度を見込む。國際的な航空機(jī)製造大手のボーイングやエアバスの旅客機(jī)では客席數(shù)が300を超える場合も珍しくないが、中國はC919を「大型旅客機(jī)」と位置づけている。米連邦航空局（FAA）や歐州航空安全機(jī)関（EASA）の型式証明への動(dòng)きは見られず、國際的に広く活躍する可能性は低いとみられている。一方で、中國の航空會(huì)社を中心に300機(jī)以上の受注を受けており、ビジネスとしては十分に成立するとの見方が強(qiáng)い。

中國商用飛機(jī)はロシアとの共同による、客席數(shù)が300席に迫るC929の開発にも著手している。（翻訳?編集/如月隼人）