2017年11月14日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は「安倍晉三首相以外にも、外交舞臺(tái)で気まずい事態(tài)に陥った首相がいる」と題する記事を掲載した。

安倍首相は先日、日本を訪れたトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)とゴルフした際に、バンカーから出ようとして足を取られて転倒。その様子が各國(guó)メディアによって大きく報(bào)じられ、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)も「私は感動(dòng)した。今まで見(jiàn)てきたどの體操選手よりも素晴らしかった」とコメントした。

記事はこれに觸れた上で、「実は、歴史に殘るような気まずい場(chǎng)面を経験した日本の首相は彼だけではない」とし、吉田茂元首相の「トイレットペーパー事件」を紹介している。その內(nèi)容は、以下のようなものだ。

1951年8月、當(dāng)時(shí)の吉田首相は米國(guó)との講和會(huì)議出席のためにサンフランシスコを訪れた。調(diào)印式のスピーチ原稿を見(jiàn)た顧問(wèn)の白洲次郎が、全文英語(yǔ)な上に米國(guó)にへりくだるような內(nèi)容に憤慨。吉田首相と共にスピーチを作り直したものの、覚える時(shí)間がなかったために長(zhǎng)い巻紙に原稿をしたためた。吉田首相は調(diào)印式でこの原稿を読み上げ、各國(guó)メディアはその様子を「巨大なトイレットペーパー」と形容した。

記事は「このようなユーモアは、吉田茂の武器だった」と指摘し、46年に日本が食糧危機(jī)に陥った際に連合國(guó)軍最高司令官のマッカーサー元帥に援助を要請(qǐng)した時(shí)のエピソードも紹介?！讣锸紫啶稀?50萬(wàn)トンの援助がなければ國(guó)民が餓死する』と訴えるも、米國(guó)からの支援は70萬(wàn)トンにとどまった。しかし70萬(wàn)トンの援助でも充分だったのだ。マッカーサー元帥はでたらめな數(shù)字を出した吉田首相を責(zé)めようとしたが、吉田首相から『日本の統(tǒng)計(jì)がしっかりしていたらあんな戦爭(zhēng)は起こさないし、戦爭(zhēng)しても負(fù)けなかっただろう』と回答され、思わず笑ってしまった」というもので、「滑稽な笑い話が、日本の食糧危機(jī)を救うとともに、うそをついたことに対するペナルティも免れたのだ」と伝えている。（翻訳?編集/川尻）