中國が北朝鮮に特使を派遣、黨大會の狀況伝達で「格下げ」人選

Record China    2017年11月16日(木) 11時20分

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新華社は日本時間15日、中國共産黨黨対外連絡(luò)部の宋濤部長が17日、習(xí)近平総書記(國家主席)の特使として北朝鮮を訪れると報じた。寫真は北京の北朝鮮大使館。

新華社は日本時間15日午後0時半ごろ、中國の習(xí)近平(シー?ジンピン)國家主席が共産黨総書記名義で、北朝鮮に特使を派遣すると報じた。同黨対外連絡(luò)部の宋濤(ソン?タオ)部長が17日に訪朝し、10月に開催した中國共産黨全國代表大會(黨大會)の狀況を伝える。中國共産黨は5年に1度の黨大會の後に北朝鮮に「特使」を派遣しているが、今回派遣される宋部長の黨內(nèi)序列が過去より低いことが注目されている。

中國外交部の耿爽(グン?シュアン)報道官は15日午後の定例記者會見で北朝鮮への特使派遣について、中國共産黨大會の狀況報告と合わせて「中朝雙方が中朝両黨(中國共産黨?朝鮮労働黨)と両國が共通して関心を持つことについて意見を交換」と説明した。

中國側(cè)がトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)の訪中によって得た情報や感觸を踏まえて、北朝鮮の核兵器や長距離弾道ミサイルの開発についての意見を示すことは確実だが、制裁などによる圧力強化の方針を伝えるのか、北朝鮮側(cè)に対する融和的な姿勢を示すかは不明だ。

中國國外のメディアを中心に、今回の黨大會後の特使派遣については「人選が格下げ」されたことも注目されている。

2007年の黨大會後に特使として北朝鮮に派遣された劉雲(yún)山(リウ?ユンシャン)氏は2002年から共産黨中央政治局委員を務(wù)めていた。具體的役職は黨中央書記処処長、黨中央宣伝部部長でいずれも重職だった。12年黨大會後に派遣された李建國(リー?ジエングゥオ)氏も中央政治局委員で、全國人民代表大會(全人代)の秘書長などを務(wù)めていた。一方、今回派遣される宋氏は黨中央委員會委員だ。

中國共産黨の序列ピラミッドは上から総書記(1人)、中央政治局常務(wù)委員(現(xiàn)在は7人)、中央政治局委員(25人)、黨中央委員會委員(約200人)だ。つまり、前々回と前回黨大會後に北朝鮮に派遣された人物は中國共産黨のトップ25人から選ばれ、今回はトップ200人から選ばれたということになる。

また、宋氏が部長を務(wù)める黨対外連絡(luò)部は、実際には中國の外交方針決定に重用な役割を果たすとされるが、名義上は國外友黨との連絡(luò)業(yè)務(wù)を擔當するにすぎない。今回の特使は明らかに意図的な「格下げ人選」だが、中國側(cè)の真意は不明だ。

宋部長は10月末から11月初頭にかけて、やはり黨大會の狀況説明のためにベトナムとラオスを訪れており、中國が改めて「北朝鮮を特別扱いしない」との姿勢を示したとも考えられる。

2007年に劉雲(yún)山氏が特使として訪朝した際には當時の北朝鮮最高指導(dǎo)者だった金正日(キム?ジョンイル)総書記と、12年の李建國氏訪朝の際には金正恩(キム?ジョンウン)氏と握手をして、相互に相手の黨と國家建設(shè)を稱賛しあったなどと報道された。今回の宋部長の訪朝では、金正恩氏との會談の様子や互いに交わした言葉が報道されるかどうかも注目すべき點だ。(翻訳?編集/如月隼人

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