2017年11月15日、中國メディアの上観新聞は、トランプ米大統(tǒng)領が中國を離れた途端に米國が中國に反ダンピング（不當廉売）関稅などの制裁関稅を適用する方針を決定したと伝えている。

報道によると、米商務省は13日、中國が硬質合板に輸出補助金を支給し、米國に不當に安い価格で輸出しているとし、相殺関稅などを適用する方針を最終決定した。反ダンピング関稅の稅率は183．6％、補助金に対する相殺関稅は22．98?194．9％とした。米國による2016年の中國製硬質合板の輸入額は11億2000萬ドル（約1264億円）に上った。

これを受け、中國商務部の王賀軍（ワン?ホージュン）貿(mào)易救済調(diào)査局長は14日、「強烈な不満」を示す談話を発表し、米國の不當な措置や決定は中國の硬質合板輸出に深刻な影響を與え、中國企業(yè)の利益を損なうことになると批判。米中合意と世界貿(mào)易機関（WTO）のルールに従い、中國製品を適正に調(diào)査するよう訴えた。

トランプ大統(tǒng)領が訪中している間、米中企業(yè)はエネルギー、農(nóng)業(yè)、航空、自動車などの分野で総額約2500億ドル（約28兆円）に達する大型契約を交わしている。米國の2016年の貿(mào)易赤字は対中が最大で3470億ドル（約39兆円）に上っている。（翻訳?編集/柳川）