2008年7月18日、北京市は1993年のIOC（國際オリンピック委員會(huì)）総會(huì)においてわずか2票差で2000年夏季五輪大會(huì)の開催地をシドニー市に奪われた経験を持つ。中國の2000年五輪開催地立候補(bǔ)委員會(huì)委員で、2008年同委副秘書長兼渉外部長の張清（ジャン?チン）氏は「人民網(wǎng)」にて當(dāng)時(shí)の様子をこう語っている。

【その他の寫真】

「93年にモンテカルロで開かれた第101回IOC総會(huì)の翌日、私はこれまでの投票結(jié)果を記した資料を手に入れた。それによると、4回行われた投票で前半の2回に89人、後半2回に88人の委員が參加。開票結(jié)果はなく、単に毎回落選した開催地名とその得票數(shù)が書かれていた。1回目の投票でイスタンブール、2回目にベルリンが消え、3回目にマンチェスターが姿を消したが、これら淘汰された都市の得票數(shù)のほとんどがシドニーに流れたことだけは明らかだった。」

「わずか2票差という殘念な結(jié)果に、中國全體が『誰が北京に投票しなかったのか？』という犯人探しのような狀態(tài)に陥ったが、実は今でも同様の質(zhì)問を私にする人がいる。臺(tái)灣や北朝鮮の名前を挙げる人もいるが、私は彼らが北京に投票したと信じている」

「とにかく當(dāng)時(shí)の中國は『選ばれて當(dāng)然、落選などありえない』という雰囲気に覆われており、北京落選は國民にとって到底受け入れ難いものだった。我々第一線で招致活動(dòng)を行ってきた者には、シドニーと北京の実力は伯仲しているとわかっていたのだが…」（翻訳?編集/本郷）