2017年11月15日、米華字ニュースサイト多維新聞によると、中國では経済発展による中産階級(jí)の拡大を受け、殺人などの兇悪事件が起きる背景にも変化が生じている。

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中國では最近、二つの事件が世間をにぎわせた。上海で起きた大手旅行サイトが運(yùn)営する課外活動(dòng)施設(shè)での児童虐待事件と、日本で起きた中國人留學(xué)生の殺害事件である。

記事は、「中國ではかつて、殺人や暴行などの兇悪事件の背景に、開発に伴う強(qiáng)制立ち退きなど集団がかかわる理由が存在することが多かった。しかし、経済発展が進(jìn)むにつれ、中産階級(jí)が大幅に拡大。中國の世論にも大きな影響力を持つようになり、中産階級(jí)の人々が関わる事件も増えてきた」と指摘。「米國や日本、ドイツ、カナダなどでは中國人留學(xué)生の失蹤、死亡、殺害事件が相次いで報(bào)じられた」とした。

そして、「中國で最近起きる兇悪事件は、かつてのように強(qiáng)制立ち退き、環(huán)境汚染、再開発などではなく、親子関係や教育、衣食住などが原因と指摘されることが増えた。中國では都市への人口集中が加速しており、海外に子どもを留學(xué)させる家庭の多くが中産階級(jí)に屬している。兇悪事件の原因も、社會(huì)の変化と密接に関係しているだろう」と指摘している。（翻訳?編集/大宮）