かの有名な臺(tái)北の國立故宮博物院斜め向かいにはもう一つ博物館があるのをご存知だろうか？『順益臺(tái)灣原住民博物館』は、臺(tái)灣先住民族をテーマとした私立博物館である。

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臺(tái)灣先住民族は漢民族よりもさらに前から臺(tái)灣に居住していた人たちのことを指す。2017年現(xiàn)在、臺(tái)灣政府に認(rèn)定されている臺(tái)灣先住民族は全部で16族。そのため、限られた期間內(nèi)で臺(tái)灣各地にある集落を訪問するのは非常に大変だ。しかしこの博物館では16族全ての文化に觸れることができるため、興味がある部族を見つけたり、ある程度の知識(shí)を持ったうえで彼らの集落を訪れたいという人にはぴったりの場(chǎng)所だ。

この博物館の林清富理事長は臺(tái)灣先住民族文化や臺(tái)灣蕓術(shù)に造詣が深く、長年集めてきた関連文物を多くの人に見てもらい、臺(tái)灣文化の多様性を伝えたいという思いから博物館を創(chuàng)設(shè)した。

臺(tái)灣先住民族というと日本人には馴染みが無いかもしれないが、実は彼らの部族語に日本語が混じっていたり、お正月に餅を食べるなど日本人と密接に関係している。このような事を多くの日本人に伝えたいと、博物館では臺(tái)灣在住日本人による日本語ガイドサービスを行っている。他國の文化についての説明だが、日本人がガイドすることですっと頭と心に入ってくる。

また、ミュージアムショップでは臺(tái)灣先住民族が製作した工蕓品を販売されていて、どれも思わず可愛い！と言ってしまうものばかりだ?！概_(tái)灣先住民族雑貨」は注目すべき臺(tái)灣土産の一つであるだろう。

臺(tái)灣グルメやシッピングもいいけれど、折角臺(tái)灣に行ったのなら、こういったスポットを通じて、臺(tái)灣への理解を深めるのも楽しい。(提供/フライメディア）

※「臺(tái)灣原住民族」という呼稱：

日本で一般的に用いられる「先住民族」は、臺(tái)灣では『既に消滅した民族』を指すため、『元來居住していた民族』の意味合いを持つ「原住民族」を公式の名稱として用いている。