人民日報系の海外情報サイト、海外網(wǎng)によるとアフリカ南部のザンビアで19日、中國企業(yè)が銃などで武裝したグループに襲撃され、1人が死亡した。同じくアフリカ南部のナミビアでは中國人や中國人住宅が襲われる事件が多発しているとして、現(xiàn)地の中國大使館が注意を喚起した。

ザンビアのカッパーベルト州にある、編み袋を製造する中國企業(yè)が19日午前8時（現(xiàn)地時間）ごろ、AK?47歩兵銃などで武裝した數(shù)人のグループに襲われた。グループは中國人3人を針金で縛り、ザンビア人従業(yè)員を1カ所に集めるなどで會社內(nèi)を制圧し、その後に現(xiàn)場に來た中國人従業(yè)員の朱さんに會社の金を出させた。朱さんは金を渡したが、襲撃グループは立ち去る際に朱さんの大腿部を銃で撃った。海外網(wǎng)は、朱さんが渡した金額が少なすぎると不満を感じた可能性があると報じた。襲撃グループは金庫も奪い、同社の自動車で逃走した。

襲撃グループが去った後、現(xiàn)地在住の中國人が集まって朱さんを病院に運んだが、朱さんは出血多量のため死亡した。朱さんについては襲われた會社の社長だったとの情報もある。ザンビア華僑華人協(xié)會は、クリスマスが近づいていることと現(xiàn)地が不景気であることから犯罪が増加しているとして、現(xiàn)地在住の華人系住民に強く警戒するよう呼び掛けた。

一方、中國の駐ナミビア大使館は16日付で、同國にある中國人住居や店舗を襲撃する強盜事件が多発しているとして、注意を喚起した。クリスマスから新年にかけての連休中には改めて安全確保に力を入れるよう求めた。具體的には、電流を流した防犯ネットを設(shè)置することや専門の警備要員を雇うこと、自宅や店舗に大量の現(xiàn)金を置かないことや、財産があることを誇示しないなどの対策を示した。（翻訳?編集/如月隼人）