Record China 2017年11月22日(水) 6時40分
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21日、地震の影響で延期が決まった大學入試に向け、震源となった韓國の南東部では試験會場の安全対策が進められているが、韓國?中央日報によると、そうした準備自體が受験生たちの不安をあおりかねないと懸念の聲が一部で出ているという。資料寫真。
2017年11月21日、地震の影響で1週間の延期が決まった大學入試に向け、多くの建物に被害が出た韓國の南東部では代替試験會場の準備や安全対策が進められているが、韓國?中央日報によると、そうした準備自體が受験生たちの不安をあおりかねないと懸念の聲が一部で出ているという。
23日に延期された大學修學能力試験(修能)に備え、15日の地震以降も余震が続く浦項(ポハン)地域の試験會場にヘルメットを提供したいとの連絡が、ある中小企業(yè)から同地の教育委員會に入った。試験中に地震が起こった場合に備え、12の會場の受験生5500人余りの各席に置いてほしいとの善意の申し出だったが、教育委はこれを斷った。趣旨には共感するものの、「ヘルメットを目にすること自體が受験生に不安を與える」との意見が會議で出たためという。しかしこれについては、「ヘルメットを備えていること自體が、受験生により安心感を與え得る」との反論も教師などから出ているようだ。
試験會場の階段も、受験生たちの不安要素の一つに挙がっている。浦項地域で試験場として使われる12の中?高校はすべて2階建て以上で、3、4階に受験教室が設けられた所もある。萬が一、試験中に大きな地震が起こればグラウンドに避難することになるが、階段を駆け下りての避難に不安を感じる受験生もいるそうだ。ネットの掲示板には、試験場の最上階で受験するという人から「気持ちが複雑に亂れて整理できない」との聲が上がった。
さらに浦項地域の受験生の保護者からは、試験會場外の雰囲気についても心配する聲が出ている。當日、浦項の12の會場には大型バス240臺余りが待機予定という。萬一の際の受験生の緊急避難用だが、バスが行列をつくる光景に、受験生は自然と地震を想起せざるを得ない。そのため保護者などから「こういう珍風景を目にして、果たして地震への不安感を振り払った安定した狀態(tài)で受験できるのか心配だ」との聲が出ているのだ。
しかしこの報道に接した韓國のネットユーザーからは「命より受験が大事なの?」「安全のための措置なのに、安全不感癥が深刻だね」「ヘルメットは受け取った方がいいと思うよ」「セウォル號を経験してもまだまだ遠いなあ」など、教育委や受験生の保護者の主張を「要らぬ心配」として批判する聲が多く寄せられている。
また、「安全について備えをやり過ぎるということはない」「いっそかぶって受験すればいいじゃないか。それで勉強したことを忘れるわけじゃないだろう」との指摘や、「日本の災害のニュースを見ると、記者は必ずヘルメットをかぶっているよ。韓國はかぶっていないことの方が多い。ヘルメットが害を及ぼすわけじゃないのに」と日本を例に挙げる人もいた。(翻訳?編集/吉金)
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