2017年11月23日、韓國(guó)?ヘラルド経済によると、南北境界?板門(mén)店のJSA（共同警備區(qū)域）で13日に発生した北朝鮮兵士亡命事件の監(jiān)視カメラの映像が公開(kāi)され話題を集める中、一部では「韓國(guó)軍の対応」をめぐりさまざまな疑惑が指摘されている。

韓國(guó)軍関係者らによると、韓國(guó)軍の説明と國(guó)連軍司令部が公開(kāi)した監(jiān)視カメラの映像を総合すると、北朝鮮兵士亡命事件の決定的場(chǎng)面は午後3時(shí)15分、31分、56分の3回。午後3時(shí)15分は北朝鮮兵士が車から降り、全力疾走で軍事境界線を越えて韓國(guó)側(cè)に入った時(shí)、31分は韓國(guó)軍が熱線観測(cè)裝備（TOD）を通じて初めて銃撃で負(fù)傷した北朝鮮兵士を発見(jiàn)した時(shí)、56分は韓國(guó)軍の幹部3人（大隊(duì)長(zhǎng)と副士官2人）が匍匐（ほふく）前進(jìn)で近づき、北朝鮮兵士を救出した時(shí)である。

問(wèn)題となっているのは、22日に國(guó)連軍司令部が公開(kāi)した監(jiān)視カメラの映像の中に新たな場(chǎng)面が登場(chǎng)したこと。重傷を負(fù)った北朝鮮兵士が韓國(guó)側(cè)にある建物の壁に寄りかかっているキャプチャー畫(huà)面だが、時(shí)間は午後3時(shí)43分と記録されている。合同參謀は韓國(guó)軍が午後3時(shí)31分ごろにTODで北朝鮮兵士を発見(jiàn)し、56分に救出を終えたと説明していた。発見(jiàn)後すぐに救出を開(kāi)始し、救出作業(yè)に約25分かかったということで、納得いく説明だった。しかし、監(jiān)視カメラの映像で北朝鮮兵士は午後3時(shí)43分まで1人で放置されており、韓國(guó)軍は早くても43分以降に救出作業(yè)に入ったことになる。つまり、北朝鮮兵士は15時(shí)15分に北朝鮮軍の追撃組による銃撃を受けてから43分まで、最低でも28分間は放置されていたことになる。

また、同映像が存在するにもかかわらず、國(guó)連軍司令部は救出場(chǎng)面だけTODの映像を公開(kāi)していたが、これは「大隊(duì)長(zhǎng)英雄説」を意識(shí)したためと考えられている。韓國(guó)では北朝鮮兵士の救出後、大隊(duì)長(zhǎng)が「部下2人をただ見(jiàn)送ることはできなかった」と述べたとの報(bào)道が出て、大隊(duì)長(zhǎng)を英雄視するムードが高まっていた。しかしその後、「録畫(huà)された救出場(chǎng)面には大隊(duì)長(zhǎng)の姿が映っていない」との証言が出て物議を醸していた。TODの映像には副士官2人と共に出動(dòng)した大隊(duì)長(zhǎng)が後方で援護(hù)する姿が登場(chǎng)する。これについて、國(guó)連軍司令部関係者は「TODで31分ごろに北朝鮮兵士を発見(jiàn)した後、監(jiān)視カメラを回し固定させて映像を撮影した。監(jiān)視カメラの43分の場(chǎng)面はスナップショットだ」と説明し、「今後、追加の映像を公開(kāi)する考えはない」と明らかにした。

JSA內(nèi)に北朝鮮軍の銃聲が響いた午後3時(shí)15分ごろから北朝鮮兵士を発見(jiàn)する31分までの「16分」についての疑問(wèn)も消えていない。シン?インギュ自主國(guó)防ネットワーク代表は「16分は長(zhǎng)く感じられるが、現(xiàn)場(chǎng)では違う」とし、「突発的な狀況に対応するため狀況室の整理やTOD映像の監(jiān)察などを同時(shí)に行うにはそのくらいの時(shí)間がかかるだろう」と指摘した。

この報(bào)道に、韓國(guó)のネットユーザーは「韓國(guó)軍は一體何をしていたのか」「しっかりしてほしい。銃聲が聞こえたのになぜ警告射撃をしない？」「韓國(guó)軍を信じられない」「軍人たちが政権の目を気にしたのだろう。対応射撃はおろか警告放送すらしないなんて」「北朝鮮兵士が一命を取り留めたから良かったけど、正直、韓國(guó)軍の警戒には問(wèn)題があった」「韓國(guó)軍を待つ間、北朝鮮兵士はどれだけつらかっただろう？」などのコメントを寄せ、不安感を募らせている。

一方で「結(jié)果オーライ。むやみに騒ぎ立てるのはやめよう」「軍よりもメディアの方が信頼できない」との聲も上がっている。（翻訳?編集/堂本）