2008年7月29日、北京五輪における各競技で中國代表選手が著用するユニフォームが前日に公開されたことを受け、そのデザイン?コンセプトや裏話などが明かされた。広州日報の報道。

【その他の寫真】

このほど発表された各競技のユニフォームは、いずれも赤と黃色の國旗カラーを基調(diào)に用いている。よく目を凝らすと、草花をモチーフとしたような有機(jī)的な図柄とともに、漢字で「中國」と透かし模様が入っていたり、國旗からモチーフをとった星がポイントで使用されるなど、中國らしさとモダンなイメージがうまく融合したデザインとなっている。裏地には國歌の歌詞に使用されている「起來」「全身」の文字が躍り、著用した選手のみがそれを見ることができる。中國代表選手のユニフォームは、競技によって異なるスポンサー企業(yè)が制作を擔(dān)當(dāng)しているが、このほど公開されたユニフォームは22競技を擔(dān)當(dāng)する「ナイキ」によるもので、歐米と國內(nèi)の混合デザイナー陣が4年間かけて制作したものだという。

擔(dān)當(dāng)デザイナーによると、インスピレーションの源は「愛國精神」と「貢獻(xiàn)精神」を表す「兵馬俑」だという。兵馬俑は秦始皇帝稜の副葬品として有名な、兵士をかたどった塑像である。古來より英雄が求められるのは、國家と人民への貢獻(xiàn)。そのシンボルとして兵馬俑をプリント図案に盛り込むことにしたという。

また、その他スポンサー企業(yè)で國産ブランドの「リーニン」は、チャイナ?レッドを基調(diào)にしながら、牡丹や鳳凰の図案を散らしたデザインを制作している模様。こちらはメダル獲得が確実視されている「飛び込み」「體操」「卓球」「射撃」の4競技に提供される。(翻訳?編集/愛玉)