2008年7月31日、韓國の成均館大學(xué)歴史學(xué)部の教授が、「中國革命の父」と呼ばれる孫文(そんぶん)に関する研究結(jié)果を発表し、孫文が朝鮮民族の血統(tǒng)を持っていると主張した。韓國?朝鮮日報の報道を新快報が伝えた。

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教授によると、これは孫文の家系図と、中國人の氏名に関する古書を研究した結(jié)果、導(dǎo)き出された説だという。紀元前1000年ごろ、朝鮮半島の最南端(現(xiàn)在の済州島付近)に居住していた古代朝鮮人が、中國?周朝のために出兵した際、その功績を認められて周の創(chuàng)始者?文王から「孫(現(xiàn)在の河南省宜陽県付近)」という土地を與えられ、その領(lǐng)主となった男が「孫伯」と名乗ったのが「孫氏」のはじまりであり、つまりは朝鮮人なのだという。孫家の家系図「翠亨孫氏家譜」にも「孫伯以來、周朝の大官となった一族は、その領(lǐng)土名から孫氏を名乗るようになった」と記載されており、孫氏の起源はまぎれもなく古代朝鮮人にあるという。

孫文(1866?1925年)は、中國人が一心に尊敬を寄せる偉人である。清朝を打倒して辛亥革命を起こし中華民國の初代大総統(tǒng)に就任、近代中國への扉を開いた。その功労から、臺灣では「國父」とも呼ばれている。さらに、「革命未だならず」という言葉を遺したことでも知られている。教授は、孫文の出生地である広東省に赴き、調(diào)査を行ったところ、孫家一族の生活様式には明らかに朝鮮文化の色彩が見られ、一族が遺した文書中からも、朝鮮文字を用いた外來文字が多用されており、これらが、孫文の血統(tǒng)が朝鮮系であることを示す重要な根拠になっているという。

韓國ではこれまでに、本來、中國起源とされてきたさまざまな人物や事象を「韓國起源」と主張してきた。古代の美女?西施(せいし)や毛沢東、NBA選手のヤオ?ミン(姚明)はいずれも朝鮮系の血統(tǒng)をもっており、漢方醫(yī)學(xué)や端午の節(jié)句も韓國が起源であると主張している。さらに、仏教の創(chuàng)始者?釈迦はインド人ではなく、韓國人であるという説まで飛び出しているという。(翻訳?編集/愛玉)