2018年1月22日、韓國?ニューシスによると、國際オリンピック委員會（IOC）は20日（現(xiàn)地時間）、スイス?ローザンヌで會議を行い、2月の平昌五輪で北朝鮮選手らに特別出場枠を與え、アイスホッケー女子で南北合同チームを結(jié)成することを確定した。

記事によると、五輪開始直前に合同チームの結(jié)成計畫が推進されていることに対し、韓國內(nèi)外では反発の聲が上がっていた。特に、女子アイスホッケー韓國代表を率いるカナダ人のセラ?マリー監(jiān)督は「衝撃的だ」と猛反対し、「もし合同チームが作られたとしても、（北朝鮮選手を必ず起用せよという）圧力だけは受けたくない」と主張していた。しかし、「政治的判斷」を前に、マリー監(jiān)督の願いはことごとく無視されることになった。

IOCが発表した「五輪朝鮮半島宣言」によると、各試合に北朝鮮の選手を少なくとも3人入れなければならない。戦略や戦術(shù)、個人の技量に関係なく北朝鮮の選手3人が試合に出場し、その代わりに韓國人選手3人はリンクに立つことができない。これについて、ニューシスは「『合同チームの意義を生かす』との理由で、スポーツにおいてタブーとされる“かかし司令塔”を作ることになる」と指摘。さらに「大統(tǒng)領(lǐng)府など韓國政府はこれまで何度も『韓國人選手に被害はない』と主張してきた」とし、「結(jié)局は強い反発世論を無視し、女子アイスホッケー代表を政治の犠牲者にした」と批判している。

韓國文化體育観光部のト?ジョンファン長官は21日、「北朝鮮選手らに対し、1月中に韓國を訪れ練習(xí)に合流するよう要請した」と明らかにした。一方、マリー監(jiān)督は國內(nèi)外からのインタビューの要請を全て拒否している狀態(tài)だという。

これについて、韓國のネットユーザーから多くのコメントが寄せられているが、「今まで苦労してきた選手たちがかわいそう」「監(jiān)督と選手はボイコットすべき。こんな國を民主共和國と言える？」「今回のことは本當(dāng)にひどい」「スポーツはスポーツ。政治色を持ち込むべきでない」「監(jiān)督固有の権限というものがあるのに。全分野の専門家、責(zé)任者の固有の権限が政治の前では意味のないものになってしまうのか？」「個人に対する一種の暴力だ」など、韓國代表への同情の聲と韓國政府に対する批判の聲が多くを占めている。

また「大統(tǒng)領(lǐng)が変わっても韓國社會は変わらない」「國の代表を無視する大統(tǒng)領(lǐng)がその他の國民をどう見ているか…」「誰を選んでも一緒だね」「今回の大統(tǒng)領(lǐng)も口だけだった」など文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)に落膽した様子のユーザーも目立つ。

一方で「韓國の最優(yōu)先課題は統(tǒng)一」「韓國女子アイスホッケーの未來にとっても必要なこと。今は悔しくてつらいだろうけど、後でよかったと思える日がきっとくる」と主張する聲も見られた。（翻訳?編集/堂本）