2018年1月26日、韓國の李明博?元大統(tǒng)領(lǐng)に検察當(dāng)局の捜査の手が迫っている。國家情報(bào)院の裏金疑惑とされ、逮捕される事態(tài)になれば大統(tǒng)領(lǐng)経験者として4人目になる。元大統(tǒng)領(lǐng)は「保守壊滅を狙った政治工作であり、政治報(bào)復(fù)」と文在寅政権に反発。韓國紙は「いつまでこうした悲劇を繰り返すのか」と嘆いている。

聯(lián)合ニュースなどによると、検察當(dāng)局は李明博政権の青瓦臺(tái)（大統(tǒng)領(lǐng)府）高官らが國家情報(bào)院から裏金を受け取った疑惑と関連し、16、17日に収賄容疑などで李政権の青瓦臺(tái)総務(wù)企畫官や民政秘書官などを務(wù)めた2人を逮捕した。2人は李氏の側(cè)近として知られる。

19日には元世勲?元國家情報(bào)院長や複數(shù)の関係者の自宅などを家宅捜索した。元氏は在任中の2012年に大統(tǒng)領(lǐng)選挙を控え、インターネット上で最大野黨?民主統(tǒng)合黨（現(xiàn)?共に民主黨）候補(bǔ)だった現(xiàn)大統(tǒng)領(lǐng)の文氏を中傷する書き込みをするよう職員に指示し、選挙に介入したとして、昨年8月に國家情報(bào)院法違反などの罪で懲役4年を言い渡され、収監(jiān)されている。李元大統(tǒng)領(lǐng)の実兄で元國會(huì)議員の李相得氏にも出頭を要請(qǐng)した。

一連の捜査について、中央日?qǐng)?bào)は社説で「殘念であり複雑な気持ちだが、元大統(tǒng)領(lǐng)でも大きな罪を犯した容疑があるのなら捜査するのが當(dāng)然だ」としながらも、「現(xiàn)在の検察の捜査が前政権とその前の政権に集中し、政治報(bào)復(fù)という聲を招いているのも事実だ」と指摘?！笚什欷螔葨摔鎸g究明でなく賛否陣営間の政爭になる場合、國論が深刻に分裂するのは間違いない」と疑問を投げ掛けた。

さらに「われわれの憲政史には國民から拍手を受けて退場した大統(tǒng)領(lǐng)がいない」と前置き?！复蠼y(tǒng)領(lǐng)が任期初めに獨(dú)走し、任期末には例外なく奈落に落ちるパターンが繰り返されるのは、われわれの政治システムに決定的な問題があることを示す証拠だ」としている。

その上で「いつまでこうした悲劇を繰り返すのか。憲法改正で國家運(yùn)営システムを変えることはもう先送りできない課題だ」と強(qiáng)調(diào)?！刚绀悉长螜C(jī)會(huì)に帝王的大統(tǒng)領(lǐng)制の弊害を減らす分権型改憲に対する合意を引き出すために奮発しなければいけない。政権交代があるたびに繰り返されるこの不幸の連鎖を斷ち切ることが國家大革新の最初の課題だ」と論じている。

「政治報(bào)復(fù)」に関して、朝鮮日?qǐng)?bào)は社説で「李明博政権當(dāng)時(shí)、（文大統(tǒng)領(lǐng)が側(cè)近だった）盧武鉉?元大統(tǒng)領(lǐng)に対する捜査はまさに政治報(bào)復(fù)だったが、これと同じく李元大統(tǒng)領(lǐng)に対して行われている今の捜査も完全な政治報(bào)復(fù)だ」と斷言。「國家的危機(jī)の最中に政界では現(xiàn)政権（文在寅）と前々々政権（盧武鉉）、前政権（樸槿恵）と前々政権（李明博）に分かれて誰の得にもならない爭いに沒頭するばかりだ」と非難している。（編集/日向）