2018年1月4日午後、韓國の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領は元慰安婦の女性8人と大統(tǒng)領府で面會した。韓國?京郷新聞によると、大統(tǒng)領府は送迎車を用意するなど元慰安婦らを“最高の待遇”で迎えたという。

文大統(tǒng)領夫妻は玄関の入り口に立ち、到著した元慰安婦の女性らを溫かく迎え入れた。最後に到著した女性と共に晝食會會場に入った大統(tǒng)領夫妻は15分ほど立って待っていたという。

晝食會で元慰安婦の女性らは文大統(tǒng)領に感謝の意を伝え、慰安婦問題の完全な解決を訴えた。トランプ米大統(tǒng)領との「ハグ寫真」が話題となったイ?ヨンスさんは「15年末の日韓合意後からずっと悔しい気持ちで過ごしてきたが、文大統(tǒng)領が合意の誤りを明らかにしてくれたので心が晴れた」と話した。その上で「慰安婦問題に対する日本の謝罪と賠償を26年にわたって要求してきた。この問題を解決してほしい。そうすれば世界平和が実現する」などと訴えたという。

金正淑（キム?ジョンスク）大統(tǒng)領夫人は晝食會の後、元慰安婦の女性1人1人にプレゼントのマフラーを手渡した。マフラーは、貧困に苦しむアジアの女性らが作った衣料や生活用品を公正な価格で取り引きし、女性の経済的自立を支援する韓國內初の公正貿易ファッションブランドのものだったという。

さらに、文大統(tǒng)領は「大統(tǒng)領と寫真を撮りたかった」という元慰安婦女性らの願いに応じ、1人1人と寫真撮影も行った。

また、大統(tǒng)領府秘書室は元慰安婦の女性らが共同で生活する施設「ナヌムの家」に大統(tǒng)領府の専用車を送り、女性らが安全に大統(tǒng)領府まで來られるよう配慮したという。移動中は警察によるエスコートはもちろん、緊急の場合に備えて救急車も同行した。晝食會が終わり、女性らが帰宅する際も同様の待遇が用意されたという。

文大統(tǒng)領は同日午前には、別の元慰安婦女性を見舞うためソウル市內の病院を訪れていた。

この報道に、韓國のネットユーザーからは「元慰安婦らは最高の待遇を受けるにふさわしい」と納得する聲や、「心から感動した。最高の大統(tǒng)領だ」「やっと國らしい國になった」「心優(yōu)しい大統(tǒng)領をずっと応援し続ける」「今までの大統(tǒng)領とは大違い」など文大統(tǒng)領への稱賛の聲が相次いでいる。

一方で「ただのパフォーマンスにしか見えない」と冷たい聲や、「日米韓の協力関係が破綻するだけで結局誰の得にもならない。文大統(tǒng)領の行動の最終目的地はどこ？」と疑問を投げかける聲もみられた。（翻訳?編集/堂本）