スーツ姿の中國人に水を吐きかけた「日本人格闘家」が蹴り飛ばされる……話題の動畫に意外な事実が!―中國メディア

Record China    2017年12月6日(水) 0時20分

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3日、新浪體育によると、中國で近ごろ「日本の格闘家が中國で行われた試合のリング上で、中國人めがけて口の中の水を噴射した」とされる動畫が注目を集めている。資料寫真。

中國では最近、「日本の格闘家が、リングに上がってきたスーツ姿の中國人男性に蹴り飛ばされた」とされる動畫が注目を集めているが、3日付の新浪體育によると、當事者が舞臺裏について説明した。

記事によると、動畫は11月30日に中國で行われた総合格闘技イベント「拳星時代」の會場を撮影したもの。選手同士が場外で亂闘するのを制止しようとした同イベントのプロデューサーで総合格闘家の楊建平(ヤン?ジエンピン)氏の顔めがけて、選手の1人が口に含んだ水を吐きかけた。その後もリング上で亂闘を続ける選手たちを見かねた楊氏は、颯爽とリングに上がると、飛びかかってきたトレーナーを背負い投げで投げ飛ばし、先ほど水を吐きかけた選手に回し蹴りを見舞った。楊氏の登場に、場內(nèi)からは大きな歓聲が起こった。

記事は、この動畫が「日本の選手が楊氏に水を吐きかけ、怒った楊氏が日本の選手とコーチを一蹴りでKOした」とのタイトルでネット上に公開され、拡散して大きな話題になったと紹介。そのうえで、動畫の一幕が実は楊氏と選手たちが仕込んだ「演技」だったと伝えている。

楊氏はこの件について「當時現(xiàn)場で、これはプロレスのシーンだから、テレビ中継前に會場を溫めるためのパフォーマンスだからと説明した。選手は日本でプロレスをやった経験もあるということだったので信頼していたが、水を吐かれたのは想定外。でも、この挑発で會場も私もテンションが上がった。これはみんなショーであり、選手たちも盛り上げるためにやったことだよ」と説明した。

そして「私たちはパフォーマンスをした選手が日本人だと言ったことはない。コーチの中に日本人がいて、コミュニケーションを取る際に日本語が使われていたので誤解を招いたようだ」とし、楊氏に水を吐く挑発行為を演じたのが日本人選手ではないことを明らかにしている。

記事は「プロレスは格闘ショーとして特殊な魅力を持っている。米國や日本などの視聴者がこの動畫を見れば、すぐにそれが『ガチ』ではなくパフォーマンスだということが分かるだろう。しかし、中國ではほとんどの人がプロレスと総合格闘技の違いを理解していない」と解説した。(翻訳?編集/川尻

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