2017年12月6日、國際オリンピック委員會(huì)（IOC）が、國家ぐるみのドーピングが指摘されたロシアに対し平昌（ピョンチャン）冬季五輪への參加を禁止したことについて、韓國メディアが一斉に報(bào)じた。世界が注目したIOCの決定だが、五輪開催國の韓國の人たちはどう受け止めているだろうか。

IOCは6日（日本時(shí)間）、スイス?ローザンヌで理事會(huì)を開き、來年2月に開かれる平昌五輪へのロシア選手団の參加を禁止する決定を下した。16人の理事から成る理事會(huì)の決定はIOC総會(huì)に案として上程される予定だが、総會(huì)での投票で結(jié)果が覆る可能性は低いとみられている。

また理事會(huì)は、一部のロシアの選手については「ロシア出身の五輪選手」として個(gè)人資格での出場を認(rèn)めるとした。ただし出場には「厳格な條件」を満たす必要があるという。

韓國の平昌五輪組織委員會(huì)はIOCの決定について「尊重する」との聲明を出したが、韓國メディアの報(bào)道では、平昌五輪への悪影響を懸念するものが目立つ。聯(lián)合ニュースは「スター選手が不參加となれば（平昌）五輪の興行に大きな打撃とならざるを得ない」と指摘。またKBSやSBSも「五輪の興行に赤信號(hào)」と見出しを打ったほか、ネットメディアなどでは「興行に直撃弾」「平昌冬季五輪に非常事態(tài)」といった表現(xiàn)もみられる。さらに北米アイスホッケーリーグ（NHL）がすでに平昌五輪不參加を決定していることから、「NHL不參加に続くもう一つの悪材料」と伝える記事もあった。

平昌五輪組織委のイ?フィボム委員長も、6日ラジオに出演し「ロシアをできる限り説得して選手の個(gè)人出場を引き出す」と述べ、「打撃」を最小限に抑えたい考えを示した。

韓國のネットユーザーもこの話題で盛り上がっており、ネット上には「よく決定してくれた」「拍手」などIOCの決定を評(píng)価する聲も少なくないが、「平昌は完全に終わったね」「五輪がうまくいくのか不安」「歴代最悪の五輪として記録に殘りそう」と五輪成功を懸念するコメントもやはり目立つ。

一方で多いのが、前回ソチ大會(huì)の女子フィギュア金メダリスト、ロシアのソトニコワ選手に関する指摘。韓國では、同國のキム?ヨナ選手が銀メダルに終わったソチ大會(huì)の判定を疑問視する聲がいまだ根強(qiáng)い。そのため「ソトニコワは金メダルをいつ返してくれるの？」「僕らのヨナの金メダルはどうなるんだ？」「ヨナの金メダルが盜まれたから、平昌でちゃんと見てやるぞ、と思ってたのに、平昌で見られないのか…」などのコメントが數(shù)多く寄せられている。（編集/吉金）