2008年8月11日、10日に重量挙げ男子56キロ級で金メダルを獲得した若干18歳の龍清泉（ロン?チンチュエン）選手について、故郷湖南省の紅網(wǎng)がその半生を語った。生まれつき恵まれた體軀から中國神話でおなじみの「［口那］咤」と呼ばれた少年の半生は決して楽なものではなかった。

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龍選手は、湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州の出身。農(nóng)村で食肉業(yè)を営む家庭に生まれた。6歳のころから放課後には父親の手伝いとして荷車を押した。4年生になると、重量挙げの選手に選ばれ、家元を離れて県の體育學(xué)校で練習(xí)を開始。しかし、へき地にある體育學(xué)校には十分な設(shè)備もなく、バーベルは砂を詰めた竹や水道管だった。

2000年以降、龍選手は州の體育學(xué)校に推薦入學(xué)し、重量挙げの専門的な教育を受け、技術(shù)をふんだんに吸収した。一方、経済的な面での苦しみは相當(dāng)なものだった。食肉業(yè)では生活できなくなった家族は息子を支えるためにも出稼ぎに出た。當(dāng)時、月の生活費がわずか180元（約2700円）だった龍選手は體育館の掃除を行いながら、観客が殘したペットボトルを集め、それを売って足しにしていた。

06年になると龍選手は省の重量挙げ強化選手に選抜された。しかし、訓(xùn)練センターで學(xué)ぶには月900元（約1萬3500円）が必要だった。家族にはすでに限界だった。これを支援したのは故郷の県と州の體育局。多くの人々の応援を受けた龍選手は驚異的な成長を遂げ、今年7月五輪代表に。見事期待に応え、金メダルを獲得した。（翻訳?編集/小坂）