人民網(wǎng)日本語版 2017年12月8日(金) 14時0分
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中國中央テレビ局(CCTV)で3日夜、中國の博物館に保存されている貴重な文化財を紹介する番組「國家寶藏」の放送が始まった。
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中國中央テレビ局(CCTV)で3日夜、中國の博物館に保存されている貴重な文化財を紹介する番組「國家寶藏」の放送が始まった。深みがあり、活気にもあふれる同番組は、第一回の放送から熱い論議を呼び、好評を博している。中國新聞網(wǎng)が報じた。
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「國家寶藏」では、故宮博物院、上海博物館、南京博物院、湖南省博物館、河南博物院、陝西歴史博物館、湖北省博物館、浙江省博物館、遼寧省博物館の9つの博物館が、それぞれ貴重な文化財3點を厳選し、有名人、博物館の館長、一般の文化財愛好者などが共に國寶の誕生から現(xiàn)在に至るまでのエピソードに迫る。文化財27點全てが紹介された後は、投票によって「最高の文化財」を決め、故宮の特別展示會に展示される。
「田舎っぽいセンス」と突っ込まれる乾隆帝
第1回では、俳優(yōu)の王凱(ワン?カイ)が出演した「乾隆小劇場」が大きな話題となった。これは、番組の一部で、有名人が歴史人物に扮し、文化財の背後にあるドラマを紹介する企畫。
王凱が紹介したのは、「瓷母」と呼ばれる各種の釉彩大瓶だ。清の第6代皇帝?乾隆帝の時代に製作された磁器で、うわぐすりが15層施されている?!复赡浮工群簸肖欷皮い毪长趣?、中國古代の磁器工蕓が最高峰だったことが分かる。しかし、それがカラフルであるため、「乾隆帝の美的センスはちょっと田舎臭い」という聲もある。
番組では、「瓷母」について、「全ての人に理解されることは望まない。後の世代の人々が、繁栄した王朝は、開放的で、包容的な心を持っていることを知ってくれればそれでいい」と話す王凱のセリフがあった。あるネットユーザーは、「以前はカラフルな『瓷母』があまり好きでなかったけど、今はちょっと好きになった?!捍赡浮护洗_かに華やかだ。でも、それよりもっと輝かしいのは『中華の職人の技と繁栄した文明だ』」との聲を寄せた。
人気の高さではなくその精神的価値を見て厳選した27點
厳選された文化財27點を全て見ると、「『清明上河図』のような有名な文化財が入っていないのはなぜ?」と疑問に感じる人もいるかもしれない。于蕾総監(jiān)督は、27點をどのような原則と過程で選んだかについて、「9つの博物館がまず、それぞれ10點を選んだリストを提供し、そこから番組のグループが厳選した」と説明した。
そして、「厳選された文化財全てに、その誕生やこれまで保存され続けてきた過程で、人を感動させるドラマがある?!呵Ю锝絿怼护悉趣皮馊藲荬韦ⅳ胛幕敜?、だれもがよく知っている。一方、あまり知られていない文化財、例えば、第1回で紹介された『石鼓』は、とても重要な精神的価値を秘めており、その背後は人文の精神に満ち、今日に至るまでずっと私たちの民族に影響を與え続けてきた文化財であるため選出された。そのため、文化財の選出に當(dāng)たり、博物館とも何度も話し合った。最初のリストには載っていなかった文化財も多い」と説明した。
若者のセンスを尊重し、文化財の物語を語る
年末になると、いろんなバラエティー番組が増えるが、新しい番組のジャンルである「國寶バラエティー」はどのように若者を魅了するのだろう?
文化的なバラエティーなら工夫を凝らした內(nèi)容にするのが比較的容易であるものの、「文化そのものに注目しすぎて、面白みを失う」という失敗に陥りやすく、視聴者との間に溝ができ、製作者らが自己満足するだけの內(nèi)容になりがちだ。その點、「國家寶藏」は、専門的な內(nèi)容を普通の人が受け入れやすい內(nèi)容にし、文化財とその背後にあるエピソードを結(jié)び合わせ、「小劇場」という形式や簡単な言葉遣いで文化財を説明したり、中國東晉の書家?王羲之と中國元朝末期の水墨畫家?黃公望をタイムスリップさせ、乾隆帝の美的センスにツッコミを入れるシーンを入れたりして、若者と文化財の距離を縮めている。さらに、乾隆帝のスタンプを作成するなどして、多くのネットユーザーが自発的に參加するようにもなっている。若者のセンスを尊重し、若者の好む形式で展開することが、若者の間でもこの番組が好評を博している大きな原因かもしれない。
于総監(jiān)督は、「文化財が誕生した時の物語だけでなく、今どんなことが起きているかを視聴者に知ってもらいたい。そして、視聴者に文化財が私たちの近くで生きていて、私たちの生活とも関連があることに気づいてもらいたい。そうすることで、文化財に本當(dāng)の意味で命の息を吹き込むことができる」と語った。(編集KN)
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