■■■■■2008年8月11日 ■■■■■

【その他の寫(xiě)真】

前半戦が始まったばかりの北京五輪で、今最大の話(huà)題といえば、10日、男子400m自由形で銀メダルを取った張琳だろう。3分42秒44で2位に入り、中國(guó)男子初の競(jìng)泳のメダルを獲得、大いに沸いた。前日の予選で中國(guó)記録を破っていたから、メダルの期待は高まっていたが、歐米勢(shì)が圧倒的な強(qiáng)さを誇る自由形でこれだけの成績(jī)を挙げるのは決して簡(jiǎn)単ではない。ちなみに、これまでの男子中國(guó)勢(shì)の最高成績(jī)はアトランタ五輪での4位。

張琳は北京市出身の21歳（189センチ、77キロ）。2007年の世界選手権では3分49秒臺(tái)だったタイムがわずか1年で一気に縮まったのだから、その成長(zhǎng)ぶりは驚異的といっていいだろう。

彼の選手生活を大きく変えたのは2007年11月からのオーストラリア留學(xué)だった。ここで8週間にわたる?yún)棨筏び?xùn)練を受けた張琳は、帰國(guó)後の第1戦となった2月の競(jìng)泳オープン（北京?國(guó)家水泳センター）で中國(guó)記録を樹(shù)立。4月には國(guó)內(nèi)大會(huì)で、自らの記録をまた更新し、一気にメダル候補(bǔ)にのし上がってきた。その後、7月までオーストラリアで再度、調(diào)整をし、臨んだ今大會(huì)。

本人が振り返るように「優(yōu)れたライバルと海外體験」がもたらした殊勲の“銀”となった。

張琳のコメント

「銀メダルを取れて幸せ。一番うれしいのは世界のトップ選手と競(jìng)えたこと。これで自身の力が格段にアップした。この銀メダルは私だけのものではない。オーストラリアで指針を與えてくれたコーチの力も大きいし、中國(guó)の陳映紅コーチも一生懸命に支えてくださった。これはチームの勝利だ?！?/p>

＜注：この文章は筆者の承諾を得て個(gè)人ブログから転載したものです＞

■筆者プロフィール：朝倉(cāng)浩之

奈良県出身。同志社大學(xué)卒業(yè)後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ?ニュース?ドキュメンタリー等の制作?取材に関わる?，F(xiàn)在は中國(guó)にわたり、中國(guó)スポーツの取材、執(zhí)筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中國(guó)國(guó)際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。